シイラ撮りがシイラに!?(意味不明...笑) [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
7月下旬の柏島を、ずっと放置したままなんですが、今回も最新ネタの方をUPしちゃいま~す。
また今回も、長~い記事になっちゃいましたが、よろしかったら写真だけでも見てってくださいませ~。
さて、一口にダイビングと言っても、色々なタイプが有って、日本ではあまり馴染みが無いかも知れませんが、ブルーウォーターと呼ばれるスタイルが有ります。
これは、魚とか地形を目的にするのではなく、島も根も無い海洋のど真ん中で、360度+上下方向全て、キレイな海の青に包まれる体験を楽しむスタイルとのコトなんです。
そんなダイビングを実施してくれるサービスが、西伊豆の田子に有りまして、9月6日に潜ってきました。
港を出てすぐに見える景色
背景には富士山も写ってるんですが、画像が圧縮されてしまっているので、ほとんど分かりませんね。
実は、このダイビングは8年前に初めて経験しまして、今回で3度目になります。
ナゼそんなにリピするのかと言いますと、冒頭では魚目的ではナイと申しましたが、実際には普段はお目に掛かれないような魚が色々と見れちゃうんです♪
そして今回も、黒潮さんは遥か八丈島の更に南にまで去ってしまわれたとのコトで、出航前から「潮が良くないから、ブルーウォーターは無理」となり、シイラや最近出ているらしいマンタ狙いとなったのでした。
また、この時には台風の影響が出始めていて、駿河湾の出口から先の外洋は既にかなり荒れていて行くコトができず、湾内でも中心部の方は海況も潮も良くないとのコトで、伊豆半島沿岸の海域に限定されてしまい、今迄で一番行動範囲が狭くなってしまいました。
このダイビングでは、基本的には沖を流して主に鳥山を探して、そこをポイントにするんですが、初めての時にはとても大きな鳥山を見たんですが、前回に引き続き今回も、小規模なモノしか有りませんでした。(初回時は、まだカメラを持っていなかったので、大きな鳥山を撮りたかった・・・。)
このスタイルでは、通常のボート・ダイビングとは違って、船からブイを出し、そこから大きな錘を付けたロープを垂らして、各人はそれぞれに10mの紐をそのロープに繋ぎ、バラバラに流されてしまうコトを防ぎます。
中央右寄りに見えるのが、そのロープです。(周りの魚はシイラ。)
海面は波立っているので、それが不規則なレンズのように作用して、
太陽の光は線条となって海の中に降り注ぐ為、上から見下ろすと
こんな逆放射状の光線となって見えます。
逆に水中から太陽を見上げるとこんな感じ。
この日の天気は最高で、真夏の陽射しでした。
お陰で、海の透明度はあまり良くないのに、水深7~8mでも太陽が眩しくて、
写真も上手く撮れていませんね。
結局、透明度が良くなかったコトもあり、水中では良い写真が撮れませんでした。
で、そろそろ終了の為、浅い所まで上がって来たら、突然水面がバシャバシャと乱れ始めました!
ナンと!イワシと思しき小魚を、シイラが捕食中です♪
肉眼ではハッキリと、その瞬間を見るコトができましたが、
カメラではタイム・ラグも有って、なかなか捉えられません。
手当たり次第にバシャバシャ撮りましたが、結局チャントは撮れず
唯一写っていたのが↓の写真です。
左下のシイラの口から、小魚の下半身がハミ出ているんですが、
ヤッパリこの画像だと、分かり辛いですね・・・。
更に、水面ではカモメも狙っています!
鳥の水中写真を初GETか!と思ったんですが、
残念ながら潜ってはくれませんでした。
もともと小魚も大していなかったようで、ダイバーも気になったのか、この騒動もすぐに収まってしまいました。
後には、辺り一面に沢山の細かいウロコが、光を反射してキラキラと、まるでダイヤモンド・ダストが舞うかのようにキレイでした。
次のポイントを探して移動中も、流木や流れ藻を見つけると、チェックをしてみて、良い具合に魚が付いていると、そこで急遽シュノーケリング・タイムとなります。前回もかなり良いモノが見れたんですが、今回は残念ながらそれ程のヒットは有りませんでした。
水面近くで上に向けて撮ると、キレイな青になってくれますね♪
写っている魚は、イシダイ(幼)、オヤビッチャ(若)、カワハギの仲間(幼)、
ニジギンポ、ヒメコトヒキ(幼)、等々。
これは、イカの卵だと思いますが、普段よく見るアオリイカのとは明らかに違いますね。こんな所に産むとは・・・。
流れ藻には、普段見掛けないような幼魚が、色々と付いています。
コチラは、ツムブリの幼魚。(10㎝前後)
どちらも、子供の頃は、色も変わっていてカワイイですね。
そうこうしている内に、他の釣り船から連絡が入ったようで、マンタが10枚ほど群れていたとのコト!
急いでその場所に向かいましたが、結局は見つかりませんでした。
で、捜索中に船長さんがサメを発見♪
ナゼ船上からの写真かというと、危険なサメらしい・・・。(汗)
通常のダイビング・ポイントでは、そういうサメとの遭遇率は海水浴場と
変わらないんですが、こういう所では、つい普段の調子で
喜んで飛び込んだりしたら、冗談では済まなくなってしまうんですね・・・。
ウッカリと名前を聞き忘れてしまいましたが、2m以上あったと思います。
そして、タイム・リミットで最終的に決まったポイントは、ここです。(笑)
「波勝岬沖海洋観測灯浮標」と書いてあります。
実は、ここには前回も潜ったんですが、人工漁礁にもなっていて、シイラを始め沢山の魚たちが根付いていて、とても良いポイントなんです。
今回は海況等も考慮して、シュノーケリングとなりました。と言うのも、シイラは普段は水面近くの浅い所にいて、他の魚も大抵は浅い所に集っているんです。
で、早速シイラの群れがお出ましです♪(80㎝~1.5m位)
この位の規模の群れが、複数有ると思うんですが、
定期的に周って来るような感じです。
大きな魚体が光を反射して虹色に輝いて、とてもキレイです!
よく見ると、マッコウクジラのように額が突き出ているのもいますが、
一部のベラやブダイの仲間と同じで、成熟した♂の特徴です。
↓一番寄って撮れた、顔のアップ。
風格を感じさせますが、カワイくもありますよね♪
↓中央のシイラの糞の煙幕が目立っていますが・・・、(笑)
右下隅は、ナンと、マグロの仲間じゃナイですか~!(80㎝前後)
↓は、別のタイミングだったので、↑とは別の個体で、
種類も違うかも知れませんが、胸ビレがとても長いので、
ビンナガの若魚なのかも知れませんね。
それにしても、背側は見事な迷彩になっていて、上から見下ろすと
水色に溶け込んで、写真にも上手く写ってくれません。
更にはコチラも、見た時はカマスの仲間だと思っていたんですが、記事を作るのに見返してみたら、やはりマグロと同じサバ科の、カマスサワラのようです。(60㎝~80㎝位)
普段はなかなか会えない、サバ科を2種も、多分初撮りで、とても嬉しいです♪
さて、前回もそうだったんですが、ここで泳いでいると、どういう意味の習性なのか?フィンの後に寄って来てくれる魚がいます♪
なので、後を振り返ると、↓こんな感じ。(笑)
これは、先程幼魚を紹介したツムブリの若魚です(40㎝~50㎝位)。
だいぶ成魚に似て来ていますが、まだ少し色が付いていますね。
英名ではレインボーランナーと呼ばれているようですが、
なかなか言い得て妙ですよね。
どんどんと寄って来て、ピントが合わない位に!(笑)
でも少し経つと、何も良いコトは無いと悟るのか、
離れたっきりになってしまいました。
一方、↓の中央にいるのは、やはり一緒に幼魚を紹介した、カンパチの若魚(40㎝前後)。多分ヒレナガの方かな?コチラは、大きさ以外は、もう成魚と変わらない感じです。
背景に一部見えているのが、浮灯台の漁礁部分です。
(周りにいるのは、イスズミの仲間の若魚、等。)
そして、圧巻だったのは、↓コレです!
何だか分かりますでしょうか?(多分)イワシの仲間の群れ、
「イワシ玉」です。(15~20㎝位)
きっと1万匹は下らないと思います。
変幻自在に形を変えて、本当に全体が一つの生き物のようです!
下の方に、先程のツムブリ(若)がいますが、見ている限りでは
捕食行動のそぶりは有りませんでした。
大きめのイワシだったので、若魚達にはデカ過ぎたのかも知れません。
でも、シイラも全く襲っていなかったので、ヤッパリ巨大さに惑わされて、
もっと大型の魚とか哺乳動物でナイと、狩りの対象にはしないのかなぁ?
とにかく、これだけ見事な玉を実際に見たのは初めてで、大感激でした♪
いやァ~、結局はシュノーケリングだけで、十二分に楽しめちゃいましたね。
こういうダイビングも、堪らないですっ!
砂地の魚やイカにタコも [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
前記事の翌日、4月12日は、東伊豆の伊豆海洋公園(IOP)に潜ってきました。
この日も海はクリアーで、深場の砂地では20m程の透視度が有りました。
そんな訳で今回は、砂地の生き物達にスポットを当ててみようと思います。
(とか何とか言って、単に砂地以外では良い写真が撮れなかっただけだったりするんですが・・・)
先ずは、大きなマアジの群れから。(40~50㎝位)
最初は、大きさからすぐにマアジとは分かりませんでした。
ダイバーには、一緒に写っているケーソンから、大きさが分かるでしょうか。
ひと冬を越して、群れの規模は小さくなってしまっていますが、
個体はしっかりと大きくなっています。
体高も有って、丸々として脂がのっていそうですね♪
まぁいきなり、砂地の魚というよりは、砂地の海域にいた魚になってしまいましたが(苦笑)、次からは正真正銘の砂地の魚です。
シビレエイ(50㎝前後)。
名前の通り、電気を発生してエサを獲ります。
砂を被っているので分かり辛いんですが、
質感もゴムのような感じに見えて、何となく納得です。
スライムっぽい形が結構カワイくて、好きです。
お次は、前記事にも登場したヒラメですが、ヤッパリ見事に擬態していますね。(50~70㎝位)
ダイバー以外の方には、かなり難易度が高いかな?
同じ個体を、しっかりと寄って、顔のアップも撮ってみました。
これならハッキリ分かりますよね。
これも一応、正面顔になるのかな?
別々の方向を見てる目も、への字形にひん曲がったような口も、
結構チャームポイントですね。
目のすぐ脇まで有る背ビレが、プレスリーを彷彿とさせますね。って、古過ぎか・・・。
ヒラメと言えばカレイと言うワケで、
ダルマガレイ(10㎝前後)。こちらも、見事に砂と化しています。
でも、自信が無いのか、すぐに逃げ出すので、
それでやっと、ハッキリと分かっちゃいます。
お次は、最近スーパーでも見掛けるようになったホウボウの仲間で、カナド。(10㎝前後)
ちゃんと光を当てれば、胸ビレがとってもキレイなんですよ。
この胸ビレは、普段は閉じているんですが、
逃げる時には威嚇の為に広げてくれます。
そして、この仲間のもう一つの特徴は、
脚のように発達した胸ビレの一部を使って、走るように逃げるんです。
正面に回り込んで撮りたいんですが、
この脚を使って、急激なターンでかわされます。
さて、お次は魚ではなく、コウイカの仲間のペア。(5~10㎝位)
大きい方が♂なんですが、よく見ると不完全ながら、まるでコブシメのように、
♀がいるのと反対側半分だけに、威嚇用の模様がハッキリと出ていますね。
ライトを当てると、少し分かり易いかな。
そう、イカと来れば、タコですね。
(多分)ミズダコ(推定全長30~50㎝位)。
狭い所に見事に入り込みます。
《おまけ》
砂地以外の写真も。
シロウミウシ(3~5㎝位)。
ザ・普通種なんですが、初めてマトモに撮れた気がします。
キンチャクダイ(15~20㎝位)。
ブレていますが、熱帯魚のようにキレイな魚です。
ほとんど分からないと思いますが、
岩の隙間の下の方にももう1匹いて、ペアです。
撮ろうとして近付いたら、こうして我が身で隠すようにじっとしていました。
ちゃんと意味の有る行動なのかな?
これから、また八丈島に潜りに出掛けます。
帰って来るのは、5日になりますので、コメントの返事・ご訪問とも、それ以降になってしまいます。
結局、前記事にご訪問頂いた方への訪問も、まだ途中の状態のままで申し訳ないんですが、もうしばらくお待ちくださいませ。
UP逃げになってしまいます事、どうかお許しくださいませ。
それでは、今回は海況も良いようなので、大いに期待して、行ってまいりま~す。
雲見で、穴の奥も見てみたい(ハイ、駄ジャレですが、何か?) [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
またまた、先週に泊まりで潜りに行ってきましたので、その様子をお伝えします。
今回は久し振りに、自分にしてはそこそこの写真も撮れたので、スキンを広くして写真も大きくして、記事も長目になっていますが、どうぞヨロシクお付き合いくださいませ。
4月11日(土)は、南伊豆の雲見(くもみ)に潜りました。
ここ雲見は、冒頭の写真や↓の写真でお分かりのように、奇岩等が目に付くんですが、海の中も洞窟や亀裂等がいっぱい有って、ケーブ・ダイビングが楽しめる、伊豆で一番の地形ポイントとして有名なんです。
潜ったポイントは、最初の写真の牛着岩(うすづきいわ)の周辺になります。
2つの岩(大牛と小牛)の間は、海底まで亀裂になっていて、トンネル状になっています。
トンネルから出口を覗いたところ。
魚の群れは、ハタンポの仲間(10~15㎝位)。
10m位にもなる長いトンネルは、完全な闇になる部分も有りますが、光が差し込む部分は、ちょっと幻想的な雰囲気を楽しめます。
まるで小牕のように、人工的な四角い穴から、スポットライトのような光が射しています。
なにぶん、シャッター速度が1/2秒まで落ちている為、
動いている魚はブレブレになってしまっています。
ここまでの写真でお気付きの方もいるかも知れませんが、この日は海の春濁りも回復していて、透明度はこの時期にしては上々で、とても良い水色で楽しむコトができました。
やはり洞窟は、キレイな光が射してくれているコトが、最高の条件になります。
そして、ここ雲見のスバラシイところは、地形だけではなく、魚影も濃いんです。
この時期は小魚が沢山群れています。
雲霞の様とでも言うのでしょうか。
主にキンメモドキやクロホシイシモチの群れです。(5~10㎝位)
群れ越しに太陽を入れて、撮ってみました。
このキンメモドキという魚は、頭蓋骨とハラワタ以外は透き通っています。
こういうシチュエーションは、願っても無いですね♪
そして、ふと中層に目をやると、キラキラとした光の流れができています。
キビナゴです。(5~10㎝位)
近付いて撮ってみました。
結構高速で泳いでいるので、手前の方の大きく写っているのは、かなりブレてしまっています。
ヤッパリ、明るくてキレイな青い海は、最高ですね!
そして、もちろん小物ばかりではありません。
ヒラメ(50~70㎝位)。悠然と泳ぎ去って行くところです。
そして、コチラは別の個体ですが、このように環境に合わせて自在に色を変えられる、擬態名人なんです。よ~く見ないと分からないでしょ?
他に1m近いアオブダイなんかもいましたが、良い写真は撮れませんでした。
そして、コチラはコロダイです。(50㎝前後)
岩陰の暗い所でじっとしていたので、これもまたシャッター速度が大きくなっていて、大した流れも無かったのに、浮遊物がズイブンと糸を引いていますね。(苦笑)
こちらも、暗がりを好む魚で、マツカサウオ(10~15㎝位)。
シャッター速度1/15秒のワリには、そこそこに撮れてくれました。
パインツリーと言うように、パイナップルにも見えますね。
この鱗はかなり硬くて、甲冑を着ているように、
身体の自由はきかないらしいです。
ちょっと古代魚チックですね。
暗い写真が続いてしまったので、浅場の明るい写真を。
って、ナゼかまたウツボでスイマセン。
コケウツボ(1m前後)
自然光で、ここまでキレイな色が出てくれると嬉しいです。
こちらは、ヒメギンポのペア(7~10㎝位)。
(トリミングすべきでしょうが、手抜きでスイマセン。)
中央寄りのオレンジ色の体で頭だけ黒いのが♂の婚姻色、左上隅のが♀です。
この魚は、わりと年ぢゅう恋の季節です。写真がイマイチなのは、決してヒガミで心中穏やかならずだったワケでは・・・。
前記事でも載せた、サラサウミウシ(3~4㎝位)。
ナゼか私が見るのは、いつも白っぽいのばかりです。
フタイロニシキウミウシ(5㎝前後)。
光を当てると、紫がかったとてもキレイな色をしています。
最後は、珍しく貝です。
(多分)シュスヅツミガイ(3~4㎝位)。
マクロ・モードのせいか、キレイにボケも出て、ヤギのポリプもキレイに咲いていて、これでちゃんと光を当てて、キレイな赤い色が出ていたら、相当良い感じの写真になったのではナイのでしょうか?(めったに無いコトなので、自画自賛も許してくださいね。)
でも、これもシャッター速度を確認してみたら、ナンと1/6秒でビックリ!
貝殻亭に泊まりながら、ナゼか真鶴でダイビング [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
珍しく、リアルタイムな翌週のUPです。
3月22日は、神奈川県の真鶴で潜ってきました。
さて、前記事から2ヵ月以上振りの海だったんですが、
だいたい例年この時期辺りから、海の中は春濁りと言われる状態になり、冬の透き通った海とはお別れとなります。
西伊豆の方は、透視度が5mを切るような状態という事で、そちらでは潜らず、帰りの渋滞も考えて、初めての真鶴ダイビングとなりました。
ちなみに、海の中はこんな感じ。↓(写っている魚はメバルの若魚;15㎝前後)
前記事の写真と比べると、色の違いが良く分かると思います。
これで、透視度は5~8m位。5mを切ると、もっと緑がかって、いわゆるバスクリン・カラーになります。
この日は曇り時々雨という天気で、海の中は暗めで、いつもより更に写真はダメダメでした。(って、いつも同じコトを言ってるような気が・・・)
ここのポイントでは、海藻が生い茂り、カジメ(コンブの仲間)の林になっていました。
↓奥に見えているのがカジメ、手前はホンダワラの仲間。
中央にニジギンポ(5~10㎝位)がいるのが、お分かりでしょうか?
こうして見ると、葉っぱの裏側と同じ色で、形も似ていて、立派な擬態になっていますね。
そして、今回も出会えました。
ベニカエルアンコウ(5~8㎝位)
名前はベニですが、体色は様々です。
この子は、見ている時は白と思ったんですが、
写真で見るとクリーム色って感じですね。
岩の隙間にいたので、良い角度で撮れず残念。
実は今回、初めて自分で2個体も見つけちゃったんですが、
もう1匹はコチラの(多分)イロカエルアンコウ。(推定5~8㎝位)
(相変わらずヒドイ写真なのは、ご容赦くださいマセ。)
こんな所にいるのは初めて見たので、ちょっとビックリしました。
フクロノリ(かな?)に包まって、お風呂にでも浸かっているようで、普段は見えない腹ビレも、とってもキュートですね♪
お次は、色はとってもキレイなんですが、形的にダメな方も多いかも・・・。
ムカデミノウミウシ(5㎝前後)
ここには沢山いました。
こちらは、和風のシックな美しさ。(写真はキレイではありませんが)
サラサウミウシ(3㎝前後)
それにしても、今回まともに撮れてる写真が全然無いので、
ココからは、「チョット同定に疑問有り」のコーナー。(なんじゃソリャ?)
↓こういうのを見ると、いつも疑問に思うのは、ミナミアカエソって伊豆は分布域から外れているんですが、チョットそれっぽくも見えるんだけどなぁ・・・?
いずれにしても、アカエソの仲間は難しい!(15㎝前後)
↓こういう所にいると、カサゴも効果的な迷彩になっていますね。(15~20㎝位)
白い襟巻きの入ったバリエーションは、図鑑でも見たコトが無くて、
ひょっとしたら・・・ってコトも有るのだろうか?
ヘビギンポの仲間っぽいけど、チョット見覚えが無くて撮ったんですが、やっぱりヘビギンポなのか?微妙に違うような・・・?(ってか、写真がヒド過ぎですね。)(5~10㎝位)
いやぁ~、チョットって言うより、かな~りマニアックな内容になっちゃいましたね。
最後は、これまたヒド過ぎる写真なんですが、カサゴ(20㎝前後)とマナマコ(多分)が、ナンか良い雰囲気だったので・・・。(苦笑)
《おまけ》
伊東の海は、いと おかし +α [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
伊豆で使うダイビング・ボートは、(神子元の例外を除き)全てthe漁船となります。
もうズイブンと経ってしまいましたが、
1月11日は、東伊豆の伊東に行って来ました。
では早速、魚達の紹介ですが、
まずは前回に引き続き、カエルアンコウから。
コチラはベニカエルアンコウです。(5~8㎝位)
上側の方だけ、赤色っぽくなっているのは、
そこにだけライトの光が当たっているからです。
ですから、↓自然光ではとっても見つけ難いです。
そして、コチラも可愛いアイドル、コガネスズメダイの幼魚です。(3㎝前後)
小っちゃくってチョコマカ動き回るので、とっても撮り辛いんですが、“私にしては”珍しくそこそこに撮れました。
コガネスズメダイも、産卵後の母親は、かなり気性が激しくなりますが、子供の頃はシャイで本当にカワイイです。
ソフト・コーラルも元気で、周りには魚もイッパイです♪
キンセンイシモチ(黄色っぽい方)とコスジイシモチの若魚の混群。(5㎝前後)
上端中央にはアオサハギの若魚も。
さて、カワイイ魚達とはうって変わって、
ココからはウツボ特集です。(たまたま沢山撮ったので)
ヘビと同様、どちらかと言うと嫌われモノなんですが、
凶暴なコトはなく、よくよく見ればカワイイ面も有るんですよ。
(どうしても苦手な方は、スルーしてくださいね。)
中央に見えるホンソメワケベラの幼魚(3㎝前後)にクリーニングしてもらっているウツボ。(80㎝~1m位)
「気持ちイイ~!」って叫んでいるようですね。
↑と同じ個体。捕食の決定的瞬間!?
・・・実は、たまたまそう写り込んだだけです。
こちらは、コケウツボ。(1m前後)
ウツボとはチョット模様が違う?って気付いた貴方は、
もう充分にウツボ・マニアです。(笑)
まぁ、ウツボはこれ位にしておきまして・・・
お次は、ちょっとマニアックな地味系で、
オグロエソ(20㎝前後)
エソの中では、あまり多くは見掛けない感じなんですが、
ナゼかここでは、結構いました。
見慣れないトラギス(10㎝前後)だったので撮ったのですが・・・
やはり図鑑ではそれらしいのが見つけられず、ひょっとしたらコクテントラギス辺りかも知れませんが、いずれにしてもこの写真では何とも言えませんね。
私的な備忘用として載せておきました。
コチラは、独り佇んでいるメバル。(20~30㎝位)
チョット写真が斜めっていますが、こうして直立しているコトの多い魚なんです。
いつにも増して、良い魚の写真が撮れなかったので、
ココからは海中の情景写真でゴマカしちゃいます・・・。
この時期の伊豆は、一番キレイに澄んでいて、緑色(いわゆるバスクリン・カラー)ではない、チャント青い海です。
遠くに見える魚は、メジナ。(30㎝前後)
冬でも、魚は沢山います。
写っている魚は、キンギョハナダイ(5~10㎝位)を中心に、ホンベラ(10~15㎝位)、スズメダイの若魚(5~10㎝位)、等々。
豊穣の秋の海+プレ企画 [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
去る11月15・16日に、久し振りに東伊豆でお泊りダイビングをして来ました。
海の中は、陸よりも1月余り季節がズレている感じで、10~12月位が実りの秋と言ったトコロで、1年の内で最も魚影が濃く、賑やかな海となります。
海水も澄んで来て、水温もまだ20℃前後と暖かく、伊豆ではまさにベスト・シーズンなんですが、今年も残念ながら月1ペースですら潜れませんでした。
今回はまた、色々な魚が盛り沢山で楽しめたんですが、いつにも増して良い写真が全然無くて、かなり寂しいUPになってしまいスイマセンです。
1日目は、八幡野(やわたの)に3年以上振りに潜りました。
中央は、ホンソメワケベラの幼魚(2~3㎝位)からクリーニングを受けるキンギョハナダイ(5~7㎝位)。
周りの魚は、スズメダイ、キタマクラ、ホンベラ等。(いずれも5~10㎝位)
この日の目玉は、ニシキフウライウオのペア。(15㎝前後)
伊豆で見れたのは久し振りだったので、嬉しかったです。
ちゃんとは撮れていない写真なので分かり辛いでしょうが、どちらも左側が頭で右側が尾ビレです。
たまたまこの環境ではあまり効果的ではありませんが、とてもスゴイ擬態能力で、芸術的とすら言えますね。
こちらは、ちょっとマニアックですが、テングチョウチョウウオの幼魚。(5㎝前後)
って、こんな写真でスイマセン。
伊豆で見た(認識した)のは、初めてでした。
レア物といえば、こちらも自分的にはお初で、嬉しかったです。
またまたヒドイ写真ですが、ヒラスズキ(50㎝前後)。
口の形ですぐにスズキだとは分かったんですが、釣り好きの方に写真を見せたら指摘されて、初めて知りました。ずっと図鑑も読んでないからダメですね。
こちらは、クマノミ(10~15㎝位)。
八丈島で見るような、立派な体色でした。
同じくクマノミの若魚(5~7㎝位)と、ミツボシクロスズメダイの幼魚(2㎝前後)。
カワイくて癒されます。
こちらは、高速遊泳中のミギマキ(30~40㎝位)。
どうやら妊娠中のようです。
2日目は、IOP(伊豆海洋公園)に潜りました。
浅場には、種類を特定できませんが、多分イワシの仲間(5㎝前後)が、スゴイ群れになっていました。
河のように、延々と続いていました。
(下側に見えているのは、やはりスズメダイやキンギョハナダイ等)
これまたボケボケ・ブレブレの酷い写真ですが、タテジマキンチャクダイの幼魚。(2~3㎝位)
伊豆では、レアな部類に入ります。
最初の数年間は、ずっと憧れの「的」でした。
この日の自分的な1番のレア物は、このアオブダイ属の若魚。(20~30㎝位)
ヒブダイかな?と思ったのですが、どうも違うような?
ブダイの若魚や♀は、資料がほとんど無くて難しいです。
こちらは全くレアではない、よくいるニザダイ(30~40㎝位)ですが、キレイに模様が出ているトコロを撮れました。
ヒレも全開で、チャント撮れていれば、かなり良い写真になったのに・・・。
と言うコトで、安全パイのじっとしている魚。(苦笑)
オニカサゴ(20~30㎝位)。
自然光で見ると、ホントに擬態名人です。
ここらで、キレイ系のアイドルも。
これは、ムレハタタテダイの方で良いのかな?(10~15㎝位)
モノトーンの砂地に、よく映えていますね♪
こちらは、釣り人垂涎のイシガキダイです。(まだ20㎝前後の若魚ですが)
結構神経質で、なかなか寄らせてくれないんですが、初めてそこそこキレイに撮れました。(後ろ向きですが・・・)
(左側に見えているのはアカササノハベラ)
で、初めて撮れた正面顔がコチラ!
って、ブレブレですが、ちょっとカワイイ。
最後に、もう1つオマケの正面顔。
またまた分かり辛い写真ですが、マダイの若魚です。(20㎝前後)
ちょび髭のオッサンに見えませんか?
《プレゼント企画のご報告》
前記事でのプレゼントにご応募頂いたのは、次の方々でした。
どうもアリガトウございました~♪
・qoo2qoo様 (B)
・にゃん様 (A)
・risingmoon様 (-)
・kumimin様 (B)
もしも、漏れや希望に相違の有る方がいらっしゃいましたら、お申し出くださいね。
ウ~ム、それにしても皆さん遠慮深いのか、私の人望がナイのか・・・。
予想よりもずっと少ない人数でした。
でも、まだまだ賞品も有るし、これだけだとチョット寂しいので、
急遽追加募集しちゃいま~す!
と言うコトで、期限を延長して、次回の記事のUP(来年になります)位までとして、それ迄の先着5名様にプレゼントさせて頂きたいと思います。
どうぞご遠慮なさらずに、ご応募お待ちしておりま~す♪
メラ妻良と、燃えて、萌えて♪+α [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
やっと、10月の記事になりました。
10月5日に、ここをご存知の方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、南伊豆の妻良(めら)と言うポイントに行って来ました。
良い妻と書いて「妻良」ですので、「アラ!?私のコトかしら♡」と親しみを抱いた読者の方も多いかも知れませんね。(笑)←ナゼ笑う?
伊豆半島の一番南に位置するポイントに中木という所が有るんですが、そこから少しだけ北西側になります。
冒頭の写真でお分かりのように、この日は黒潮が近くまで来ていたのか、水の色がとてもキレイな青です!入った瞬間に大興奮。そしてまた魚の数も半端無くて、久し振りに萌えっ放しの熱いダイビングになりました。
と言うコトで、普段よりも更に多くの写真で、その分無駄口は少な目で(って、もう充分に多いですか・・・)、お送りいたします。
伊豆半島も大きいですから、南の方に行く程、ソフト・コーラル等も豊富でカラフルになって、見た目も楽しくなって来ます。
ちなみに魚は、↓参照。
キンギョハナダイ(5㎝前後)とスズメダイ(10㎝前後)の河。
ソラスズメダイ(5㎝弱)のお花畑。
ソラスズメダイの群れって、ナゼか玉になったりせず、
いつも適度に散らばっているのが、面白いです。
幼魚も豊富です。
中央の3匹はアイゴの幼魚(5㎝前後)、
すぐ右にオジサンの幼魚。(幼魚なのにオジサン?)
こんなに小っちゃいアカハタの幼魚は初めてでした。(5~10㎝位)
こちらは、ミナミゴンベ。(10~15㎝位)
(例によってブレブレで、スイマセン。)
オキゴンベはカワイイ系ですが、こちらはカッコイイ系ですね。
もちろん、小物ばかりではアリマセンヨ。
イサキの若魚の河。(20~30㎝位)
手前(上)側はメジナ(30~40㎝位)、奥(下)側はイサキ。
マダイ三態。(60~80㎝位)
顔付きから♂と思われる、立派な個体でした。
こうして、海底に体を擦り付けている魚を見掛けるんですが、
カユイんでしょうか?(チョット恍惚の表情?)
そして圧巻は、巨大カンパチ。(80㎝~1m位)
逆光の為ほとんどシルエットになってしまいましたが、丸々としていて実に立派でした。紡錘形のかっこいいスタイルですね。
お造りにしたら何人分?
他にもアオブダイ(80㎝~1m位)の群れなど、大物も満載でした。
途中、潮当たりの良い根が有って、そのトップは魚達の楽園になっていました。
まさに息を呑むスバラシイ光景でしたが、片腕で体を支え、カメラを持つ腕も流れに押されながらで、キレイに写すコトが出来ず、何十枚と撮りまくりましたが、その素晴らしさをそのままお伝えできないのが残念です。
(↓説明文は興味の無い方は、パスしてくださいね。)
種類も豊富で、ニザダイ(30~40㎝位)、メジナ、キンチャクダイ、キンギョハナダイ、ソラスズメダイ、スズメダイの成魚と幼魚、マツバスズメダイの幼魚(3㎝位~)、等々・・・。
あと、何とギチベラの成魚!もいたらしいんですが、残念ながら見逃してしまいました。
もう、オートフォーカスも、
どこへピントを合わせて良いのやら?って感じです。
(はい、ピンボケの言い訳ですね。)
珍しくキンチャクダイ(20㎝前後)の正面顔が撮れたので、
ついでに
手足のようなヒレが、カワイイ・・・。
地形も変化に富んでいて、楽しめました。
手前の群れはネンブツダイ(5㎝弱)の若魚とキンギョハナダイ、
奥(上)側はメジナ等。
《おまけ》
ナンかおかしな泳ぎ方をしている魚がいるなぁと思ったら、ケガ?をしているようでした。食べられ損なったのか?ひょっとしたら生まれ付きなのか?
コガシラベラの幼魚。(5~7㎝位)
こうして見ると、かなりの深傷ですね。
最後にもう1つ。
思いっ切りのブレブレ写真なんですが、白い星が偶然ハート型に!
カワイくて嬉しかったので、載せちゃいます。
ミツボシクロスズメダイの幼魚。(2~3㎝位)
(まともな写真は、↓)
Cheeさん主宰の、もふもふ愛好会(詳しくは左サイド・バナーより)で、歳末恒例行事として定着しそうな企画、
「2008年あなたのベストショット」に応募致します。
タイトル「海にも、もふもふ」
もふもふ愛好会会員番号 No.015
撮影者 SAKANAKANE
この写真、実は今年の正月に八丈島で撮ったので、ほぼ1年前のモノなんですが、ヤッパリ「もふもふ」と言えば、この写真はハズせないでしょう♪というコトで、
Cheeさん、ヨロシクお願いしま~す。
《予告》
さて、↑のCheeさんをご存知の方も多いと思いますが、そちらのSORA隊員(スコティッシュフォールド♂)が、某(別に隠す意味は有りませんが・・・)ペットフード・ブランドのオフィシャル・キャットになっていまして、パッケージにも写真が載っちゃっているんです。
で、知り合いの猫が載っているなんて、ついつい嬉しくなってしまい、猫もいないのに(プッ)買ってしまいました。
という事で、急遽初めてのプレゼント企画を開催しちゃおうと思います。(ちなみに賞品は、上記猫用カリカリになります。)
詳細は次記事(12月21日頃を予定)に掲載しますが、年内には次々記事も掲載して、そこまでの募集としたいと思いますので、一応今から告知しておきます。
なお応募資格としまして、勝手ながら、これ迄に1度でも足跡を残してくださった読者の方のみとさせて頂きます。ただし、今回初めてご訪問くださった方は、この記事に足跡を残して頂ければ、次記事での応募が可能となります。
実際の応募の受付は、次記事にて行ないますので、どうぞお楽しみに~♪
アオリイカの純粋天然産卵 [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
※注)このブログでは、まだ夏まっ盛りです。
8月23日には、西伊豆は田子(たご)で潜って来ました。
そして、この時の最大の見所は、タイトルに謳ったアオリイカの産卵でした。
アオリイカの産卵風景は、とても感動的で、ダイバーなら誰もが、初めて見た時の感激は忘れられないと思います。(私は、コブシメの産卵の方を先に見てしまっていたので、そうではナイよりも感激は薄かったかも知れませんが、それでも何度見てもスバラシイです。)
そんな訳で、最近は伊豆のどこのビーチ・ポイントでも、人工的に産卵床(主に枝葉付きの木)を設置して、観察をし易くしてくれています。
というコトで、私も今迄は産卵床での産卵ショー(どうぞスルー願います)しか見たコトが無かったんですが、ボート・ダイビングで、100%天然の産卵シーンに、思わぬ遭遇となりました。
あまり近付き過ぎると、すぐに逃げてしまう為、遠目からの撮影で、小さくなってしまっていますが、産卵場所の環境は、分かるのではないかと思います。
普通は、平らな砂地に産卵床が有るので、伏せて近付けば大丈夫なんですが、こんな崖の中腹のような所では、こちら側も上手く身を隠せず、すぐに逃げて行ってしまい、悪いコトをしてしまいました。
ちなみに産卵に集まるアオリイカのサイズは、全長で1m位になる立派なのも有り、普段目にする30㎝位のは何だったんだ!?と言いたくなります。
産み付けられた卵です。
あまりにも目立ち過ぎていて、無事に産まれてくれるのか心配になってしまいます。
さて、今回は普段とチョット趣向を変えて、情景写真的なモノで、海中の景観を楽しんで頂けたらと思います。(なんて、もっともらしい口上を垂れていますが、ただ単に良い魚の写真が撮れなかっただけだったりします・・・。)
透明度もまずまずで、キレイな海でした。
いよいよピークの秋に向けて、魚も豊富になって来ています。
珍しく、珊瑚(ハード・コーラル)の上に、アカエソの仲間(20~30㎝位)がいました。
田子のボート・ポイントは、キレイなサンゴが売りなんですが、サンゴと言っても、珊瑚礁を形成する一般的にイメージされる硬いサンゴではなく、ほとんどはソフト・コーラルと呼ばれるモノです。
私はあまり詳しくなく、図鑑等の資料も乏しいので、ちゃんとした同定や解説はできませんが、悪しからずご了承いただき、小難しいコトは抜きにして、楽しんで頂けたらと思います。(また正当化・・・)
ウミトサカの仲間。(高さ1m前後)
珍しくトリコロールになっていて、遠くからでも目立っていました。どこか外国には、こんな信号機が有るかも知れませんね。
魚が主体の絵になっていますが、ウミトサカの仲間のカリフラワーのような森。
中央の魚は、メバルの幼魚。(10㎝前後)
背景の群れは、↓と同様。
肉眼でもこれだけカラフルですから、光を当てれば極彩色だと思います。(単に面倒で当ててないだけです。スイマセン・・・。)
魚は、ネンブツダイです。(5~10㎝位)
まるで、水槽のディスプレイのようですね。
中央右寄りの、団扇のような形をしたヤギの仲間の所に、オキゴンベ(10~15㎝位)がコチラを向いているのが分かりますか?
背景の群れは、やはり↑と同様です。
まるで装飾のような、ヤギの仲間。
真ん中にいるのは、スズメダイ。(10㎝弱)
伊豆のクマノミは、大人になると黒っぽくなってしまうんですが、幼魚の内はキレイな黄色をしていてカワイらしいです。
イソギンチャクとも、良い色合いですね。
クマノミの幼魚。(5㎝前後)
ミノカサゴの若魚も、アートしてますね。(20~25㎝位)
この子も、光を当てれば、もっとキレイです。
そして、宝石のように輝く、小さな魚達。
キンギョハナダイの群れ。(5~10㎝位。オレンジ色っぽいのが♀で、薄紫色っぽいのが♂です。)
《おまけ》
ネンブツダイをホンソメワケベラが、クリーニングしています。
沢山群れているのに、ナゼこの1匹だけ?
順番待ちはキンギョハナダイの♀ばかりで、
そこだけ見たらハーレム!?
昨日更新するハズが、気付いたら眠りに落ちていて、1日遅れになってしまいました。
実は、今週は久し振りに仕事が大忙しになってしまいます。その為、コメントの返事は最優先にやって行こうと思っていますが、ご訪問の方はほとんど出来なくなってしまいそうです。
来週以降にボチボチと、またまとめ読みになってしまいそうですが、どうかお許しくださいませ。
そんな訳で、次回の更新は再来週の3連休の予定です。
《お詫び》
また頂き物が有るんですが、今回は掲載する時間が取れず、ご紹介は次回にさせて頂きます。
miacatさん、サクラコさん、どうも申し訳ありませぬ~。
ネジネジ×②+エビ×②!! [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
なんとか、ほぼ1週間で更新できました~。
本当は、昨日UPする予定だったんですが、更新前にブログ巡りをば、とハリキッテ始めたら、いやぁ~重い、重い!分単位で固まるなんてザラ、オカゲでやたらと時間を食ってしまい、結局もう完テツしても完成できない時間となってしまい、諦めざるを得ませんでした。最近、管理ページ開くだけでも、やたらと重くなってるコトも有るし、ホント、天下のおソネット様、何とかして下さいな!
というコトで、珍しく月曜日(火曜日の未明)の更新となりました。
今回もまた、長い記事になりましたので、時間の無い時は適当にスルーしてくださいませ。次の更新は、最短でも再来週以降になりますので。(と、断言!)
さて、延々と時を遡り、ナンと!7月20日の話ですが、
またまた、西伊豆は黄金崎(こがねざき)に行って来ました~。
また黄金崎なの?って感じですが、そもそも潜るペースが落ちているので、2ヵ月半も開いていて、もうすっかり季節も変わっているのでした。
で、タイトルでお分かりだと思いますが、前回ネジリンボウが大人気だったので、調子に乗って、気を良くして(←kumiminさん、パクらせて頂きました)、またネジリンボウを撮って来ちゃいました。
ネジリンボウは、共生ハゼと言われる、テッポウエビの仲間と一緒に暮らしているハゼの仲間の内の1種なんです。
基本的には、1つの巣穴にそれぞれがツガイでいます。
ところが、とても用心深くて、こちらの気配を察すると、先ず片方のエビ(やっぱり♀なのかな?)がすぐさま引っ込み、続いてもう一方も。更に危険を感じると、片方のハゼ(必ず♀の方らしいです)が引っ込み、そして、誰もいなくなる・・・。という具合なのです。
なので、こちら側が先に気付かないと、まずエビをダブルで見ることはできません。
そして残った1匹のエビを、ちゃんと大きく写せる距離まで近付くのも、かなり難しいです。
ハゼにも個性が有るんですが、臆病なのは2匹揃っている所を撮るのも、難しかったりします。
(モチロン一旦引っ込んでも、暫らく待っていれば、やがてまた引っ込んだ時とは逆の順番で姿を現すんですが、通常の団体行動のファンダイブでは、そこまで待つコトはできません。)
そして、ネジリンボウは体の大きさが小さ目なコトも有って(今回ので5㎝前後)、比較的に臆病で、実はまだダブル・カッポーの写真は一度も撮れていませんでした。
さて、いつの間にかすっかりと文字だらけになってしまって、ジラし過ぎですよね。
では、ココから実況です。
「今日は大人数でネジネジを探してるから、自分は少し離れて別のモノでも探していよう」っと、当ても無くブラブラしていたら・・・、
ナンと!偶然にネジリンボウを発見!
しかも、まだ向こうは気付いていず、エビが2匹で盛んに動き回っているではナイですか!
「これは千載一遇のチャ~ンス!」と、先ずは慌てず遠目から、積年の憧れのダブル・カッポーを押さえで撮っておきます。(後で見たら、チャント写ってなかった・・・)
で、そ~っと着底して、匍匐前進でニジリ寄ります。
すると、もう向こうも気付いていそうなのに、ちっとも引っ込みません。
ハゼの動きを注意深く観察しつつ、充分に寄ったトコロでパチリっ!
「ヤッター!」見事に撮影成功です。(と、確信していたのですが、後でモニターで確認してみたら、どの写真にもエビが1匹しか見えない!?と、大ショックを受けたのですが、家に帰ってパソコンの画面で大きくして見たら、チャント写ってました~!大逆転の大喜びです。でも、結局はチャント写っていたのはこの1枚だけ!危なかった~。)
と言うコトで、この画像でも分かり辛いですよね。
1匹は、横向きになっているのが分かりますよね?(ほぼ体を伸ばした状態で、左側がハサミで右側が尻尾、下側のハゼの黄色い頭の先端の口のちょうど真下が頭になります。)
で、もう1匹は、半馬(蝦)身余り右側にズレた手前側に、ちょっとコッチ寄り向きになっています。ハサミの内側の黒斑が見えますでしょうか?(ホントに分かり辛くてスミマセン。)
とりあえず撮れた(と思っている)ので、さらに大胆に寄ってみます。
この写真が一番キレイに撮れました。
こんなに寄っても、まだ高々とホバっていて、エビも出たり入ったりしています。
本当にとても信じられません!
よっぽどダイバー慣れしているんですね。
やはり、この大きさだと分かり辛いですが、受け口になっているので、アイ~ンの表情になっていて、とても愛嬌が有ります。
他の皆もコチラに気付いて、お馴染みのグルリと取り囲んでの撮影会に突入です。
この期に及んで、やっと通常の警戒態勢となりました。
というコトで、前回はちょっとヒドイ写真でしたが、今回は(私にしては)マトモな写真が撮れて、リベンジを果たす事ができました。(と言っても、ひとえにハゼのお陰なんですが。)
ちなみに、前回とは結構離れた場所で、大きさも今回の方が少し小さ目に感じたので、別の個体だと思います。
また、エビは、ニシキテッポウエビという名前で、こういう砂地でダテハゼやネジリンボウ等の一般的なハゼと共生しているのは、ほとんどこのエビです。
一方で、南方系のレアなハゼは、必ずと言う位にやはり南方系のコトブキテッポウエビと共生していて、常に一緒に流されて来るとも考え辛いし、とても不思議です。
では、更にもう1人、アイドルに登場して頂きましょう。
ミジンベニハゼです。(5㎝前後)
相変わらずフラッシュ無しなので、他の方のようにキレイにカワイク撮れません。
でも、珍しく全身を撮るコトができました。
ずっと1匹だけで出ていて、ツガイなのかは確認できませんでした。
小っちゃくてカワイイ系が続いたので、
ココからは、カッコイイ系を。
トビエイです。(両翼幅推定80㎝前後)
遠くを飛び去って行くトコロでしたので、こんな写真で精一杯でした。
本当に、翔ぶように羽ばたくので、とてもカッコイイです。
そして、またまた登場、トラウツボ。(推定1m前後)
ウツボ嫌いの方にはスイマセンが、精悍な感じに撮れました。
そして、ちとマニアックですが、
マトウダイの若魚です。(15~20㎝位)
その名の通り、中央の的の模様がシンボル・マークです。
やや深海性ですが、レアと言う程では有りません。
でも、若魚はお初だったので、ちょっとレアかも知れませんね。
独特な口が、ナンとも言えませんね。
とっても薄っぺらな魚なんですが、オイシイらしいです。
では、ちょっとレア系のモノを。
恒例のボケボケですが、
タキベラの幼魚。(5~8㎝位)
伊豆半島では、珍しいと思います。
小さくて動き回るので、撮り辛くてボツ写真を量産しまくり、一番マシなのでコレでした・・・。
オオモンハタの老?成魚。(40~50㎝位)
大瀬とかではよく見るんですが、ここでは多分初めてです。
写真は良くないんですが、主(ヌシ)のような風格を感じさせて、こんな立派な成魚を見たのは初めてでした。老成の域にまで達しているのかも知れません。
その場では、オオモンハタの類似種かとも思ったんですが、帰って調べてみたら、間違い無くオオモンハタでした。
岩の上に鎮座して、「ヨォ!」っと愛嬌を振りまいているように見えるのは、アカハタです。(40㎝前後)
正面顔がとっても良い味を出していて、大好きです。
(実際のお味も、かなり良いらしいですよん。)
こちらもやはり、こんなに立派なのは伊豆諸島まで行かないと、なかなか見られません。
この角度もカワイイですね。(同じ個体です)
さて、海の日辺りになると(この記事は7月20日のコトです)、やっと深場の水温も上がり始めて、段々と群れが多くなって来ます。
珍しく深場の方で、ボラの群れがいました。(50㎝前後)
ボラは、別に珍しくはナイんですが、写真で比べてみると、普段浅場でよく見ているボラとは、どうも違うようです。
↓コチラが見慣れているヤツ。
角度も違っているので、比較し辛いですが、吻(口の周り)の辺りが、明らかに違って見えます。
ボラも結構種類が有るんですが、なかなか外見の違いが分かり辛くて、今まで明らかに別種と分かるモノを見たコトが無かったのですが、今回が初めてのケースになるのかも知れません。
そして、浅場で必ずいつも沢山群れているのが、
ネンブツダイ(&クロホシイシモチ)です。(4~7㎝位)
こんな風に少し規則正しい感じに並んでいると、リズム感が有ってオモシロイですね。
でも、この程度ではまだまだ少ないんです。
本気?を出すと、こんな感じです。
↓
コレでも、極一部を切り取っているだけですので、全体ではモノスゴイ数です!
ちなみに、バックにはメジナが群れているのもウッスラと見えます。
そろそろ終わろうと思ったら、恒例のシリーズを忘れていましたね。
「出会い頭」のマダイ(若魚)です。(20~25㎝位)
急激な方向転換で、頭がブレてますね。
そして、本日の擬態は、失敗パターンです。
オニカサゴ。(25~30㎝位)
いつもは岩の上にいて見事な擬態名人なんですが、ナゼかヤギに止まっていて、目立ちまくりです。毒が有って天敵もいなさそうなので構わないのでしょうが、意識してやっているのでしょうか?
ナンか、キッチンの調理道具を掛けておくワイヤーラックみたいなのを連想してしまいました。
ちなみに、オニカサゴ君も大変美味です♪
あっ、左脇には、オキゴンベ君も写っていますね。
《おまけ》
浅場でクラゲが漂っていました。(傘の直径20㎝前後)
多分イボクラゲの仲間ではナイかと思うんですが、クラゲの資料があまり無くて判りません。
クラゲの触手には、よく幼魚が付いていたりするので、確かめようと追い掛けたら、ちっとも追い付けないので諦めました。
普段はのんびりプカ~っとしてるイメージですが、その気になれば速く泳げるんですね。
長い記事を、最後までアリガトウございました~!
井田(イタ)に行たアルヨ♪+α [ダイビング(伊豆・関東沿岸)]
スミマセン。(←また、いきなり謝罪から)
前記事で、「次は1ヵ月以内に」とか言っておきながら、結局1ヵ月を過ぎてしまいました。(先週の土曜日も、しっかりと泊り込みで1日中仕事でした...)
今週は久し振りの完全2連休で、暑い中(日曜は涼しくなってくれましたが、クーラー無し)部屋に籠もって、やっとUPできました。
ヤッパリ話は遡りますが、海の日の連休に、西伊豆に行って来ました。
初日の19日は、井田(いた)に潜りました。
真夏の好い天気で、海に入るとトッテモ気持ち良いです。(それ迄は重いタンクを背負って汗ダク)
ただ、この時期は水面と水底の温度差が一番有る時期で、上は20℃台後半で暖かくても、下の方は10℃台の所も有って、結構寒かったりもするんですが、今年は比較的暖かくて20℃以上有ったので、寒さを我慢するコトも有りませんでした。
海の中も、この時期としてはまずまずで、良い所では10m以上は見えていました。
浅場に群れるソラスズメダイです。(4~5㎝位)
まさに空を乱舞すると言った感じでキレイなんですが、写真では逆光で色が出ていませんね。
水温も上がって来て、様々な群れが目立つようになって来ました。
今回は(いつもか)あまり良い写真が無いのですが、雰囲気だけでもと言うコトで。
タカベの群れです。(20~25㎝位)
スーパーでも売っているオイシイ魚ですが、
生時には黄色がとてもキレイに輝いています。
浅場には、しっかりと陽が差して明るかったので、写真が撮り易かったです。
こちらはイソカサゴ。(5~7㎝位)
カサゴの仲間にしてはとても小さいです。
どこにでも沢山いる系なので、あまり見向きもされません。
珍しく出ずっぱりになっていたサラサエビ(5㎝前後)も、
これまた珍しく、キレイな赤い色も写せました。
オビアナハゼの若魚。(8~10㎝位)
カラフルで、カワイイですね。
ヒレを全開にしてくれて、嬉しかったです。
深場の方には、こんなのがいました。(写真の色調が違いますよね)
ダルマガレイ。(10~15㎝位)
尾ビレの擬眼模様がシンボルマークです。
一生懸命泳いでいるウツボ。(70㎝~1m位)
背ビレもしっかりと使っているのがわかります。
頭の上が、リボンのようにも見えますね。
ミノカサゴの若魚。(20㎝前後)
明るい所だと、もっとキレイな色彩をしているのですが・・・。
出会い頭のビックリ・シリーズ!?
今回は、キンチャクダイです。(15~20㎝位)
なかなか寄らせてくれませんが、
コッソリと忍び寄って、気付いた瞬間です。
こういう表情を撮るのも好きなんですが、性格悪いですか?
以前に、アイゴはよく体色を変えると、紹介したコトが有ったと思うんですが、今回良い例を撮るコトができました。
普段はくすんだ黄色をしているんですが(前記事参照)、結構色の変わったのを目にします。実際に変わって行く所も見たコトが有りますが、数秒位で素早く変わるコトもできるようです。(意図的にしているのかどうかまでは、分かりませんが。)
なお、今回の写真は全部違う個体ですが、1ヵ所に固まっていました。(30~40㎝位)
黒っぽくなっていますが、額だけ黄色くなっているのは
初めて見ました。珍しいかも?
こちらは、黄褐色になっていて、ヒレも全開です。
クリーニングを受けている時に、こうなっているのを見ますが、
今回は確認できませんでした。
思いっ切りボケボケでスイマセン。
知らないと、同じ魚だとは分からなさそうな位ですね。
最後の1枚。
浅場で群れていました。(15㎝前後)
上手く撮れませんでしたが、とってもキレイでした。
ヒメユリハゼっぽいんですが?
図鑑ではこんな色をしてるのがいなくて・・・。