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コレって魚なの!?奇妙奇天烈な変わり者、トゲウオ目の仲間たち@柏島 [ダイビング(国内その他)]


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  ピグミーシーホース。目が分かりますでしょうか?顔は下向きになっています。

※なお、各写真の左下方に付いている記号は、が昨年7月の時の写真、が今年1月の時の写真、という意味です。 

柏島の海の紹介も、いよいよ今回からは魚篇です。
このシリーズでは、チョット変わり者的なグループから順番に、紹介して行ってみようと思います。
で、今回はその最右翼とも言える、トゲウオ目です。
以前に八丈島篇でご紹介しましたので、その変わり者っぷりを覚えてる方もいらっしゃるでしょうか。

まずは、その時には紹介できなかった、カミソリウオ科の仲間で、
ニシキフウライウオ(10~15㎝位)。伊豆では、レアな方です。
で、いきなりクイズです(笑)。どこにいるのか分かりますでしょうか?
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  ダイバー以外には、チョット難し過ぎですよね・・・。

  と言うコトで、↓なら分かりますよね。
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  本当に見事な擬態で、こうして自然光の下では、
  なかなか見つけるコトは困難です!
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  ↑の写真で、ナンとか全体像がお分かり頂けましたでしょうか。

コチラは、別の所にいたペア。(下側の体の大きい方が、♀になります。)
写真自体はヒドイですが、光を当てている分、分かり易くなっていますよね。
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  でも光を当てないと、赤い色は黒っぽく見えてしまうので、
  コチラも実は、チャント保護色になっていて、とても見つけ辛いんです。

さて、ここからは今回のメイン・エベント、ヨウジウオ科の、更にタツノオトシゴ亜科となります。
和名では、○○タツ(竜)という名前が多いんですが、英名ではシーホース(海の馬)と呼ばれています。馬面をした竜と思えば良いんでしょうが、皆さんはどちらのイメージの方がシックリと来ますでしょうか?まぁいずれにせよ、年賀状ではどちらでも登場できる、お得な種類だったりします。(笑)

まずトップ・バッターは、八丈島篇でも紹介した、
通称:ジャパニーズ・ピグミー・シーホース(尾部を除き1㎝前後)。まだ正式な和名は付いていません。いつも紹介しているイメージをお持ちかも知れませんが、とってもレアで、それだけ八丈島も柏島も、スゴイというコトなんです!
で、性懲りも無くまたクイズです(笑)。どこにいるのか分かりますでしょうか?
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  最初のニシキフウライウオに比べれば、まだ易しいとは思うんですが、
  見つかりましたでしょうか?

  分からなかった方は、↓の写真で姿を確認して、もう1度見直してみてください。
  (↑の写真では、左向きになっていて、顔は斜め上方を向いています。)
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オマケで。別の個体ですが、こんなシーンも撮れました♪
苦労して撮っている内に、突然視界から消えたと思ったら・・・。
たまたまライトに浮かび上がった姿をナンとか捉え、ピントもそこそこ合ってくれました。
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  後ろ向きですが、泳いでる(漂ってる)姿の写真は、
  結構珍しいかも・・・。

で、コチラが本家本元の、ピグミー・シーホース(尾部を除き1㎝前後)。最近は以前ほどのレア感は無くなってしまいましたが、それでも見られる所は限られています。
↓コチラも後ろ向きですが、2匹いるのが分かりますよね。(どちらも、頭の方が下になっています。)
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  こうして光を当てれば、まだ分かり易いんですが、自然光だけでは、
  とにかく小さいし、やっと見つけてもすぐにまた見失ってしまいます。
  でも、光を当てると嫌がって後ろを向いてしまう為、とにかく撮り辛いんです。

  ↓苦労の末、やっと横向きで、しかもジャスピンっと思ったら、
  手前のポリプが被ってしまった・・・。(大ショック!)
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  コチラはまた、別の個体。(これまた後ろ向き・・・。苦笑)
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  こうしたオレンジのや、黄色いのもいたりします。
  目立つので大歓迎なんですが、擬態的には大丈夫なのか・・・?

結局、良い角度でピントも合ったのは1枚も撮れなかったので(何個体も、かなりの枚数を撮ったのに・・・。涙)、青い海をバックに咲き誇るヤギのポリプを、お楽しみください。(苦笑)
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極小サイズが続いてしまいましたが、本来のこの仲間の標準サイズで、
イバラタツ(10㎝前後)。伊豆にもいますが、割りとレアです。
また、いつものモノクロ調でスイマセン。
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  これも、ダイバー以外には分かり辛いかな?
  右斜め後ろ向きになっています。

さて、ここからは同じヨウジウオ科でも、ヨウジウオ亜科となります。
イシヨウジ(15㎝前後)。伊豆でも普通種です。
名前通り、石の上でよく見掛けます。
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コチラは、多分まだ若魚(5㎝前後)。
真っ白というコトからすると、スミツキヨウジの可能性も有ると思うんですが、確証は有りません。もしそうだとしたら、かなりのレアというコトになるんですが・・・。
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で、コチラは、分かり辛いと思いますが、かなりの大きさです!
ワカヨウジ(30~40㎝位)。伊豆にもいるらしいですが、初めて見ました。
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  もう、楊枝って感じではナイですよね。

  ↓アップで。これだけ細長いと、ピントを合わせるのも、
  うまく枠に収めるのも、難しい~!
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最後は、一気に大きくなって、ヘラヤガラ科の、
ヘラヤガラ(80㎝~1m位)。伊豆にもいますが、少なめです。
実は、八丈島篇と全く同じような構成になってしまいましたが、多分誰も覚えてナイだろうから、まぁイイか・・・。(笑)
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  ↑一般的なパターン。

  ↓全身黄色の「黄化個体」。
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  ↓かなり見辛いですが、ちょんまげ~。(笑)
  コブダイ(1m前後)にピッタリと張り付いて泳いでいます。
  八丈島の時と違って、この位の大きさだと、調度良いバランスですね♪
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どんどんと、ヒドイ写真になっちゃって、これがホントの竜頭蛇尾?
ど~も、シツレイしました~。(チャンチャン)


お硬いモノと来たら、次は当然?軟らかいモノで。軟体動物の仲間たち@柏島+α [ダイビング(国内その他)]


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  カンナツノザヤウミウシ(説明は本文に)

前記事では、カッチンカッチンやねん(笑)な甲殻類でしたので、今回はグンニャリ系の軟体動物を行ってみましょう。
分類としては、軟体動物門となります。

でも実は、チャント写真が撮れたのは極わずかだけしか無くて、私にしては超珍しく、短い記事になってしまいましたので、物足りなかったらゴメンナサイ。(とは言っても、普通からしたら充分に長いんでしょうが・・・。笑)

※なお、各写真の左下方に付いている記号は、が昨年7月の時の写真、が今年1月の時の写真、という意味です。

では先ずは、イカ・タコの仲間から。頭足綱となります。
と言っても1種類だけで、 しかも伊豆でもお馴染みの、
アオリイカ〈ツツイカ目ジンドウイカ科〉(若;胴長10~20㎝位)。
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  枠に収まり切りませんでしたが、10匹以上で群れになっていました。

  ナナメってしまったので、この際タテ位置にして、大きくしてみました。
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  成体と違って、やはり目がとても大きく見えます。

で、ここからは貝類の仲間を。腹足綱となります。
その中で、まずはウミウシから。後鰓亜綱です。
と言っても、これもたったの2種類だけ。ウミウシ・ファンの方、スイマセン・・・。

ニシキウミウシ〈裸鰓目イロウミウシ科〉(体長10~15㎝位)。伊豆でも普通種です。
例によって光を当てていないので、錦ウミウシではなく、二色ウミウシになってしまいました。(爆)
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  柏島でなら、初めてナマコではなくウミウシに付いている
  ウミウシカクレエビを見られるかと期待したんですが、
  残念ながら居ませんでした。

お次は、ダイバー以外の方には一番有名かも知れない、ピカチュウことウデフリツノザヤウミウシの仲間で、
カンナツノザヤウミウシ〈裸鰓目フジタウミウシ科〉(体長3~5㎝位)。伊豆にもいますが、ピカチュウに比べたらレアかな・・・。って、実は私にとっては初めてでした♪
コチラは、ライトで照らしてもらったので、チャント色が出ています。(笑)
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  ↑小さく丸まっている所。
  ↓長~く伸びている所。
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  まるで、猫のよう!?(笑)
  ウミウシも種類によっては、結構形が変化して、
  見た目のイメージが大きく変わるモノも有ります。

さて、最後は巻貝の仲間です。前鰓亜綱となります。
↓チョット遠目からで小さくなってしまった為、大きく引き伸ばしたので粗くなってしまいましたが、中央付近に、小さな貝が縦方向に2つ並んでいます。
下側のサクラ色の方は、小さな図鑑には見当たらず、何なのか分からないんですが、上側の虎斑模様の方は、ホソテンロクケボリガイ〈中腹足目ウミウサギガイ科〉(殻長1㎝前後)。伊豆にもいるようです。
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そして、ホソテンロクケボリガイと近い仲間で、
テンロクケボリガイ〈同科〉(殻長1㎝前後)。やはり、伊豆でも見られます。
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  この仲間が「海の宝石」と呼ばれるのも、よく分かる美しさでした♪

この後は、耳よりの情報を・・・。(笑)


食べられなくても、とっても魅力的♪甲殻類の仲間たち@柏島 [ダイビング(国内その他)]


さて、以前に「柏島は魚好きにとっては日本の聖地」みたいなコトを書きましたが、実はエビ・カニ・マニアにとっては、更なる聖地と言えるかも知れません。
ここ柏島では、レア物も含めて、お宝がザっク・ザっク!と言った感じなんです。
そんなワケで、前記事でも結構登場しましたが、今回はエビ・カニだけで特集してみます。
ただ私は、エビ・カニはあまり詳しくないので、その辺のアリガタ味がイマイチちゃんとは分かっていなかったりします。(苦笑)
というコトで、解説も魚に比べると簡単になって、正確さにも欠けると思いますが、いつも饒舌に過ぎる感も有るので、却って調度良い位になるかな?(笑)
(モチロンいつもの事ですが、ここに載せた写真が、見るコトのできた全ての種類ではなく、その中の一部になります。)

また、今回の写真は、ガイドの方がライトを当ててくれたモノが多く、私にしては珍しくカラフルになっています。
主人公の生物はモチロン、居場所(宿主)のカイメン・サンゴ・イソギンチャク・ヒトデ・ウニ等々、海底世界の極彩色も、楽しんで頂けたらと思います。(こんなコトは滅多には無いので・・・。笑)

※なお、各写真の左下方に付いている記号は、が昨年7月の時の写真、が今年1月の時の写真、という意味です。

また、表記のサイズには、ハサミや脚や触覚などの、突起部は含んでおりません。(笑)

って、前置きが長くなり過ぎましたね・・・。(苦笑) 

エビ・カニと勝手に便宜的に呼んでいますが、正確には節足動物門甲殻綱というグループになります。
では、まずはカニから行ってみましょう。分類的には十脚目短尾下目となります。
トップを飾るアイドルは、以前にも紹介しました、
キンチャクガニ〈オウギガニ科〉(甲幅1㎝前後)。伊豆諸島では見られます。
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  お腹の所にオレンジ色の塊りが見えていますが、抱卵中です。
  さながら、妊娠中でも頑張るチアリーダーと言った所でしょうか。(笑)

ペアでいる所も、初めて見ました。
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  様々なフォーメーションを組んで、楽しませてくれました。(笑)
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お次は、地味ですが、普通にカニらしい、(笑)
ムラサキゴカクガニ〈ゴカクガニ科〉(甲幅1㎝前後)。私は初めて見ましたが、それほど珍しいワケではなさそうです。
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こちらも、やはりウニに付いている、
ゼブラガニ〈コマチガニ科〉(甲幅1㎝前後)。伊豆でも普通種です。
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  甲羅や脚の形状が、カッチョイイです♪

コチラは、オサレ系で、イソコンペイトウガニ〈クモガニ科〉(甲幅1㎝前後)。伊豆でもよくいるらしいんですが、あまり伊豆では見た覚えが・・・。
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  本当に、お菓子のようにも見えますね♪

で、コチラは、ナカザワイソバナガニ〈クモガニ科〉(ペア;甲長1~2㎝位)。これも、見たのは初めてかな。
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  ここまで来るともう、とてもカニには見えませんね。

で、↓の、どう見てもカニにしか見えないのは、実はカニではナイんです!
分類的には十脚目異尾下目、ナンとヤドカリの仲間なんです。この写真では分かり辛いですが、脚が1組少なくなっています。(つまりは、タラバガニと同じコトなんです。)
その名も、コホシカニダマシ〈カニダマシ科〉(甲幅1㎝弱)。伊豆では見られないと思います。
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  背景のイソギンチャクが、光が届かない所は青がかっていて、
  ナンだか幻想的♪

というコトで、今度はヤドカリの仲間を紹介して行きますが、とにかく曲者揃いで、カニともエビともつかぬ、奇妙奇天烈な個性派揃いです。
コマチコシオリエビ〈コシオリエビ科〉(甲長1㎝前後)。コチラも、伊豆では普通は見られないかと。
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  本人は地味なんですが、背景のウミシダに引き立てられてます。(笑)

で、コッチは艶やかな、サクラコシオリエビ〈コシオリエビ科〉(甲長1㎝前後)。通称のピンク・スクワット・ロブスターの方が通りが良いかな?やはり伊豆では見られません。
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  長毛種ですね(笑)。チャント自分と同じ色のカイメンに棲んでいるんですね。

そしてコチラは、オルトマンワラエビ〈ワラエビ科〉(若;甲幅0.5㎝以下)。伊豆でも普通種ですが、こんなに小っちゃい若体は初めて見ました。
中央左端付近にいるんですが、フォト経由で圧縮されたら、ほとんど分からなくなってしまった・・・(アセ)。まるでクモのような姿なんですが、ダイバー以外には多分分かりませんよね。どうもスミマセン。
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さて、ここからはエビの仲間になります。分類的には十脚目コエビ下目です。
エビのトップバッターも、やはり以前に紹介したアイドルで、
フリソデエビ〈ヨコシマエビ科〉(若;体長2~3㎝位)。伊豆ではレアです。
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  まだ若いので、体色も透き通り気味でとてもキレイだったんですが、
  相変わらずこんな写真では分かりませんよね。
  でも、大丈夫!(笑)
  別の個体ですが、同じ位の子を、ちゃんとモノクロではなく(爆)
  写して来ました~♪↓
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  最初からコッチを出せってコトですが・・・、
  真正面からで形が分からないと思っての、あえての2枚組みでした。

そしてまた、変わり者系。(笑)
英名:ゴルゴニアン・シュリンプ〈モエビ科〉(全長10㎝前後)。国内ではレアで、まだ和名が付いていません。
擬態上手なので分かり辛いですが、下の方が頭で、逆さまに付いています。下から1/3辺りに有る目が、分かりますでしょうか?
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  よく見ると、透明な体の中に、卵も見えていました。

一方コチラは、真っ当なエビ型で、↑と同じ仲間とは思えない、
イソギンチャクモエビ〈モエビ科〉(体長2㎝前後)。伊豆でも普通種です。
コチラも、モノクロ・チックな写真ですが、光を当てた状態と、当ててない状態の、それぞれで撮ったので、↓にマウスを当てて、照らしてみてください♪
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  お立ち台の上で、チョット付き上げたお尻をフリフリして、
  まさに萌エビちゃんでした♪(笑)

さて、ここからは、全てテナガエビ科の仲間となります。
ハクセンアカホシカクレエビ(体長2~3㎝位)。よく似ているアカホシカクレエビと同様、伊豆でも普通種のようです。
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  コチラも、お腹に卵が見えています。
  ↑こうしてチャント光を当てれば、とてもキレイなんですが、
  いつもの写真では、↓こんな感じ。(苦笑)
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  このイソギンチャクの模様が、またナンともスゴイですね。

  飛んでる(泳いでる)姿は、こんな感じ。
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  ちょっとキョンシー風?(←古っ!)

そしてコチラは、大きなヒトデにビッシリと付いていた(7匹は写ってます)、
ヒトデヤドリエビ(体長1㎝前後)。伊豆でも見られます。
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  あっ・・・、コチラは、残念ながら、カラー写真は有りません。(爆)

お口直しに、総天然色写真を。(←いつの時代だ!?)
ワライヤドリエビ(体長1㎝前後)。南方系でレアかと・・・。
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  肝心のエビは、透明で分かり辛いので、(それ以前にピントも合ってませんが・・・)
  写真の雰囲気を楽しんで頂けたらと・・・。(苦笑)

エビの最後は、ムチカラマツエビ(体長2㎝弱)。伊豆でも普通種です。
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  チョコマカと動くガラスハゼ(左側)が、チョウド良い位置で止まってくれて、
  絶好のシャッターチャンス!
  ギリギリまで近付いてあおって撮ったら、計算したワケではナイんですが、
  キレイに青くヌケてくれました♪
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  ハゼにもピントが合ってる写真も有るんですが、
  ソチラは、いずれまた。(←出し惜しみ?笑)

そして、オオトリは、前回も登場した、
モンハナシャコ〈口脚目ハナシャコ科〉(体長10~15㎝位)。伊豆諸島では見られます。
昼間なのに、全身を現してくれました♪
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  コチラもまた、カラー写真は、前記事を見てくださいね♪
  (って、最後までソレかいっ!笑)


海の中の夜の顔(ドキドキ・ワクワク)Ⅱ@柏島 [ダイビング(国内その他)]


さて、やっと柏島の海の中の紹介です。
まだどういう構成にしようか決めていないので、とりあえずは、括り易いナイト・ダイビングの模様から行ってみます。
冬にはサスガに夜は潜らないので、全て夏の時の写真です。
というコトで、半年程も前のコトですが、あまり季節感とかは関係の無い画像なので(笑)、どうぞご覧くださいませ。

魚種によっては、昼と夜とで体色が変化するモノが有ります。
テンジクダイの仲間は、そうしたモノが多いんですが、割りと地味な変化ですが、その中から2種類程。
まずは、キンセンイシモチ(5㎝前後)。伊豆でも普通種です。
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  昼間よりもキレイな感じです。
  金と銀の縞が昼間とは逆に見えますが、まさか八重山諸島以南にいる
  アカホシキンセンイシモチじゃぁナイですよねぇ?

そして、これも奄美諸島以南にいる、カスミヤライイシモチのようです。(10㎝前後)
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  ネオンのように輝くブルーがキレイでした。

夜ならではの生態も見られます。
カワハギの仲間の小さいのは、夜寝る時に流されないように、サンゴや海藻等をくわえながら眠る習性が有るとのコトで。
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  多分、アミメハギ?(5㎝前後)。伊豆でも普通種です。
  肝腎の口元が、チャント見えていませんね・・・。

アナゴやウミヘビ(爬虫類ではなく魚類の方)の仲間は、昼間は砂に潜って頭だけ出しているコトが多いんですが、夜になると全身を現してくれます。
↓ハナアナゴに似ているけど、違ってそう・・・?(30~50㎝位)
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  顔は案外カワイイんですよ♪

さて、夜行性と言えば、代表格の1つはタコ。
サメハダテナガダコ(胴長15㎝前後)
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  イカにも、シーデビルと言った感じですね。

  胴体部分のアップ。
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甲殻類も、夜行性のモノが多いんですが、今回はその代表格とも言えるカニの仲間はあまり見ずに、エビをかなり沢山見るコトができました。
まずは、サンゴテッポウエビ。(3~5㎝位)
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  オレンジ色で、中央に黒い模様の有る頭・胸部と、その右下の
  赤い小さな斑点の入った、向かって右側の方が大きいハサミが
  分かりますでしょうか?

こちらは、エンマカクレエビ。(3~5㎝位)
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  なかなかの擬態っぷりで、分かり辛いですね。

こちらは、エンヤサラサエビとのコトでした。(3~5㎝位)
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八丈島篇にも登場した、ロウソクエビ。(3~5㎝位)
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イソギンチャクエビ(3㎝前後)
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オドリカクレエビ(1~2㎝位)
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  よく見ると、他に何匹も付いています。

甲殻類の〆は、シャコの仲間で、モンハナシャコ。(10~15㎝位)
この写真よりも、実物は更にキレイです。
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  手前に小っちゃく写っているのは、カサゴの仲間の幼魚。
  この後、何事も無く、シャコの目前を悠々と歩いて行きました・・・。

ここからは、特に昼間とは変わりのない魚たちの写真ですが、普段の自然光で撮っている写真と違って、艶やかな色彩をお楽しみ頂ければと思います。(笑)
まずは、ミツボシクロスズメダイ(10㎝前後)。幼魚は伊豆でもよく見られます。
単なる真っ黒ではなく、カラスの濡れ羽色なんですね。
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  左上方にチラっと覗いているのは、クマノミの若魚。

優雅な、ハナミノカサゴの若魚(10~15㎝位)。伊豆でも見られます。
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コチラは仲間の、キリンミノカサゴ(15~20㎝位)。伊豆ではほとんど見られません。
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ハナキンチャクフグの若魚(5~10㎝位)。伊豆でも見られます。
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  黄色い模様がオレンジになっている子は、もっとキレイなんですよ。

オオトリは、ハリセンボン(20㎝前後)。伊豆でも普通種です。
膨らんだ状態。(最大に膨らむと、ほとんど真ん丸になります。)
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  ガイドさんが膨らませてくれましたが、やはりストレスになるようなので、
  良い子はマネをしないでね♪


海が荒れて潜れんき、高知観光しちょったぜよ。(←ええ加減な土佐弁でスンマセン) [旅行]


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  龍王岬より桂浜を望む。

前記事でお伝えしました通り、この年末年始は高知県の柏島に行ってきました。
柏島には今回で4度目になるんですが、冬に訪れるのは初めてです。
12月30日の夜行バスに乗り、高知駅に着いたのは大晦日の朝。着いてビックリ!ナンと雪が降っていました。東京でもまだ雪を見ていなかったのに、まさか高知で初雪とは・・・。
実は前日の出発前に、お世話になるダイビング・サービスから、31日は海は大荒れになるので、夜の到着に変更した方が良いと言われていたので、夕方近くまで高知で観光するコトを急遽決めたのでした。
とは言っても、重いダイビング器材の大荷物を持ってでは身動きも取れず、コイン・ロッカーにも入らないので、駅の荷物預り所を利用するしかないんですが、営業開始は10時。それ迄の2時間あまり、今日の行動プランを練ったり、結局書く時間を取れずに持参して来ていた年賀状を書いて投函したり(爆)、帰りはギリギリの電車でも大丈夫なようにお土産を買ったりして、時間を潰していました。
本当は折角なので、雪の高知城の写真を撮りたかったんですが、その内に止んでしまいました。

と言うコトで、まず向かったのは桂浜。
前々から1度は行ってみたいと思っていたんですが、やはりまとまった時間が取れないと行ける場所ではナイので、このチャンス?に行かずしてどうする!と最優先で決めました。

桂浜

まずは有名な竜馬像。
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  ナゼか、ポーズはナポレオンとかぶっているような・・・。(笑)

  遥か太平洋の沖を眺め、何を想う・・・。
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  某旧国営放送局の、今年の大河ドラマの主人公というコトで、
  高知県内のいたる所で、キャンペーンもやっているようでした。

朝の天気が嘘のように回復して来て、爽やかな冬晴れの日和になりました。
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  名物の松林越しに見る桂浜。

砂浜の向こうは、必ず写真に登場する龍王岬。
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  この辺は風も無く、波も穏やかでした。(涙)

冬至近くの低くて強い日差しに、海面がキラキラ☆
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龍王岬に登って桂浜を振り返ると、逆光で見た時とは全く違う印象。
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  海の色が、南国ですね♪

海から少し離れた高台で、灯台を発見。
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  ススキが嬉しい♪


《おまけ》

偶然、イイ感じに撮れたので。
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  チョット、広重あたりの浮世絵を彷彿とさせますね。



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お次は、高知城に行ってきました。
ここは高知駅からも近いので、以前にも訪れていたんですが、当時はまだブログをしていなかったので写真を撮ってなくて、今回が初めての撮影です。

高知城

 

追手門越しに見る天守閣。
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高い石垣の下から見上げる姿も、威風堂々。
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均整の取れた全体像。
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天守閣のアップ。
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本丸に上がって、高い位置から。
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  鳩が良い感じに舞ってくれました。

この角度が、なかなか良いですね。
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乱れ飛ぶ鳩も、絵になります。
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  鳩の羽ばたく姿って、案外良いモノですね♪

敷地内には、板垣退助の銅像。
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  クラーク博士と言われても納得しちゃいそうなのは、私だけ?(笑)

そして、山内一豊の銅像も。
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  奥様ばかりが有名で、「山内一豊って、どういう人?」と訊かれたら、
  「山内一豊の妻の、旦那さんだった人」と答えてしまいそう・・・。(笑)



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最後は、やはりココは外せませんね。

はりまや橋

 

「日本3大ガッカリ」と揶揄される、はりまや橋。
私も初めて見た時は、期待の大きさからズイブンとガッカリしたモノです。(笑)
色々な角度から撮ったんですが、一番それなりに見えそうな写真を。
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  期待せずに実物を見れば、そう悪くもナイかと・・・。(笑)

はりまや橋の交差点は、交通の要になっているので、路面電車の線路も四差路になっています。
というコトで、3台を1枚に。(右奥に小さく見えている赤いのもそうです。)
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  この3種類が標準のパターンなのかな?
  他に、広告車両も何種類か有りました。

  で、↓一番目立った広告車両。構造まで独自!?
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  全体像が分からない写真で、スイマセン。


《おまけ》

はりまや橋のすぐ傍のお土産屋さんのディスプレイ。
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  きっとあつこさんなら、ココで記念写真を撮るんだろうなぁ・・・。(笑)



観光を終え、高知駅から特急電車で宿毛駅へ。
途中からまた雪になり、宿毛駅から柏島までの道中では猛吹雪も!
柏島は四国の南西端辺りになるので、てっきり太平洋側の気候だとばかり思っていたんですが、実はどちらかと言うと日本海側気候だとのコト。冬型が強まると、風が吹いて海は荒れてしまうというコトでした。

そんな訳で海の方は、比較的穏やかだったのは2日の1日だけで、元日も3日も荒れていたんですが、ナンとか通常のポイントに潜るコトができ、そして海の中はスバラシかったです♪

と言うコトで、次回からは海の中の記事になりますが、前回の7月の分も一緒にご紹介して行こうと思っているので、相変わらず写真の枚数が厖大で、全然整理ができておらず、まだどういう構成で記事を書いて行こうか、全く決まっていない状況です。(アセ)
一応、仕事が急に忙しくならなければ、また毎週に近い頻度で更新して行きたいとは思っていますので(あくまで予定で、どうなるかは分かりませんが)、どうぞヨロシクお願いします。

最後に、ついでみたいになってしまいましたが、正月以降どうも生活のリズムが狂ってしまったようで、やたらと眠くなってしまい、睡眠時間が少ない時の倍位になってしまっているこの頃です。
そんなワケで、ここの所ご訪問も全然捗らず、未だに新年のご挨拶に伺えていない所も少なからず有りまして、まことに申し訳ありません。
こんな私ですが、よろしかったら今年もお付き合い頂けましたら、嬉しい限りです。


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