♪フグおいしい、すごくオイシ~♪フグの仲間たちⅡ@柏島《前編》 [ダイビング(国内その他)]
さてさて、今回はフグ目の仲間をご紹介しますが、カワイイのが多くて沢山撮ってしまい、なかなか絞り切れなかったので、2回に分けてお送りします。
とは言っても、相変わらず私の写真なので、そこは割り引いて見てくださいね。(笑)
以前の八丈島篇とも結構カブっていますが、多分皆忘れているでしょうというコトで、あまり気にせず行ってみます。(笑)
※なお、各写真の左下方に付いている記号は、⑦が昨年7月の時の写真、①が今年1月の時の写真、という意味です。
では、まずはモンガラカワハギ科から行ってみましょう。
南のリゾートでは種類も豊富でユニークなのも多いんですが、この辺りはサスガの柏島でも、地味系が少々といった感じです。
そんなトップ・バッターは、ツマジロモンガラ(20~25㎝位)。幼魚は伊豆でも見られます。
⑦
(周囲の青い小魚は、ソラスズメダイ。)
↓は、ペアで楽しそうに、グルグルと追いかけっこをしていました。(羨)
⑦
やはり尾ビレの白い縁取りは、こういう時にはとても目立ちます。
一方、コチラは、メガネハギ(25~30㎝位)。目立たないせいか、伊豆ではほとんど聞いたコトが有りません。
⑦
モンガラカワハギ科の仲間は、皆それぞれにハデで分かり易い特徴が
有るんですが、この種類だけは例外的にコレと言った特徴が有りません。
まぁ結果的には逆にそれが、皮肉にも大きな特徴になっているとも言えます。
⑦
(2枚とも同じ個体です。)
さて、お次はカワハギ科です。
まずは、(多分)ヨソギの若魚(5~7㎝位)。伊豆でも普通種です。
体色を変えるコトができて、変装名人です。
⑦
この写真では、ちょうど背景が真っ黒に近いので分かり易いんですが、
なかなか効果的な迷彩です。
コチラは、アオサハギの若魚(5㎝弱)。幼~若魚は、伊豆にもよくいます。
⑦
そして、この辺は小さ過ぎて、よく分からないんですが、やはりアオサハギの幼魚なのかなぁ?(1~2㎝位)
⑦
下の方に、オルトマンワラエビの脚だけ写っています。(笑)
もう1匹、別の場所で別の個体。
⑦
チャント環境に合わせて、色を変えていますね。
小さいのが続きましたが、一転して、カワハギ科の中では多分最大になりそうな、
ソウシハギ(30~40㎝位)。伊豆でも見られます。
デカイのは、この倍位になります。
⑦
コチラも、変装名人。
↑岩の表面に、見事に同化しています。
↓見破られたと悟ると、瞬時に通常の色に戻って、逃げて行きました。
⑦
そして、ここからはハコフグ科です。
まずは、ウミスズメ(20~30㎝位)。伊豆でも普通種です。
⑦
六角形の網目模様が目立つタイプ(↑)と、
そうではないタイプ(↓)がいます。
①
そして、コチラは若魚。(10~15㎝位)
⑦
実は、記事作成の為に写真を選んでいて初めて気付いたんですが、
この子と上の写真の子、見えてるサイドが違っていますが、
色柄がソックリですよね!
ウミスズメって、結構外見は個性が有るので、
ひょっとしたら、半年後の成長した姿を再び見るコトができたのか?
それとも、ただの他人の空似なのか?
この写真だけでは何とも言えませんね・・・。
一方コチラは、シマウミスズメ(5~10㎝位)。やはり伊豆でも普通種です。
蛍光ブルーの虫食い模様がとてもキレイなんですが、ヤッパリ残念な写真になっています。(苦笑)
①
泳ぎ方も、とってもキュートなんですよ♪
そしてコチラは、ミナミハコフグの若魚(5㎝前後)。幼~若魚は、伊豆にもいます。
今回の記事で唯一の、光を照らしてもらった写真です。(笑)
①
もっと小さいと本当にカワイらしくて、大人気アイドルなんですが、
カワイイ盛りを、チョウド卒業してしまった頃でしょうか。(笑)
更に大きくなると、黄色味も薄れて来て、黒点模様から白点模様に
変わります。(若;10~15㎝位)
⑦
コチラはペアでいましたが、上側の大きい方(20㎝前後)は、♂のように見えます。
⑦
下側の方は、まだ小さくて性別もハッキリしない感じですが、
はたして、どういう関係なのでしょうか・・・?
まぁ、ヤボな詮索は止めておきましょう。(笑)
一方コチラは、ハコフグ。伊豆でも普通種です。
↓は、♂の成魚です(20㎝前後)。
①
そして、↓は♀(15㎝前後)。ここまで成長すると、一目瞭然です。
⑦
↓同じ子ですが、正面顔も撮れました。
⑦
やっぱり、カワイイですね♪
バラエティー豊かで、キャラ立ちもスゴイ!カサゴの仲間たち@柏島 [ダイビング(国内その他)]
⑦
大きなサンゴの陰で休憩中?のハナミノカサゴ。(他にハリセンボンも見えています。)
さて、今回はカサゴ目となります。
以前にもご紹介しましたが、魚類の中では圧倒的なシェアを誇るスズキ目に次ぐ、2番目に大きなグループとなります。
その割りには、実は今までピンでの特集をしていませんでした。と言うのも、地味めなモノが多い上に、擬態上手だったり、暗い所が好きなのも多かったりして、なかなかチャントした写真が撮れないんです・・・。
でも、魚自体は、とっても個性的で興味を惹くモノが多いんです。しかも、かなりの美味なモノもいたりして、決して侮れなかったりします。(笑)
なお今回は、結果的には偏ってしまいまして、最後に登場する1種類を除いては、全てフサカサゴ科となります。
ところで、これ迄の記事で、目という括りでは、かなり違いの目立つ種類が仲間になっている印象が有るかと思いますが、このフサカサゴ科においては、科という狭い括りの中ですら、すごくバリエーションに富んでいます。モチロン、これから紹介するモノは、その極一部に過ぎないんですが、個性派揃いの綺羅星のような面々を楽しんで頂けたらと思います。
※なお、各写真の左下方に付いている記号は、⑦が昨年7月の時の写真、①が今年1月の時の写真、という意味です。
それでは、カサゴの仲間としては、かなり華やかな所から行ってみましょう。ただし、キレイなバラには・・・と言うコトで、強力な毒も持っています。
まずは、ハナミノカサゴ(30㎝前後)。
ミノカサゴとは、とても近い仲間なんですが、コチラの方が南方種になります。伊豆辺りでは、ミノカサゴの方が断然多いんですが、八丈島や柏島では逆転して、ほとんどがハナミノカサゴになります。
①
トップの写真のように、暗い所にいるコトが多いんですが、
珍しく明るい所にいたので、結構色が出てくれました。
平均的な色調はこんな感じですが、もっと赤味が強いモノから
ほとんどグレーのモノまで、個体差も激しいです。
コチラは若魚。(15~20㎝位)。
ヒレが真っ黒のタイプをチャント見たのは初めてだったので、
テンションが上がりました♪
①
ひょっとして、ガンガゼに擬態?
お次も同属の、ネッタイミノカサゴ(20㎝前後)。
名前の通り、更に南方種で、伊豆ではたまに幼魚が流れ着く程度です。
①
胸ビレの形状と模様が独特で、また魅力的ですよね。
コチラは、少し色が出てくれました。
⑦
ドレスのような趣きです♪
そして、ここからは属が変わりますが、やはりよく似ている、
キリンミノカサゴ(20㎝前後)。学名ではゼブラですが、ナゼか和名では麒麟です。やはり伊豆では、まず見られません。
⑦
この個体、よく見ると体高も有って、風格が漂い、皮弁も擦り切れている感じで、
老成魚なのかも知れません。
で、コチラはまた、そこそこ色が出てくれている写真。
①
この胸ビレ、星も有って、チャント光を当てたら、
とってもキレイだと思います。
そしてコチラは、すっかりと雰囲気が違いますが、やはり同じ仲間で、
ヒレボシミノカサゴ(10㎝前後)。伊豆では、まず見られません。今まで海外リゾートでしか見たコトが無かったので、感激でした。
⑦
コレ実は、岩の隙間の奥の方に隠れていたので、かなり暗かったんです。
それでもこれだけ色が出ているというコトは、光を当てたら
ド派手な朱~オレンジ色をしているハズです。
蛇ノ目模様も青がかっていて、きっと極彩色だと思います。
目の下から前方に突き出している皮弁も、角のようで面白いですよね。
(右奥は、キンセンイシモチ。)
コチラも同属です。シマヒメヤマノカミ(10~15㎝位)。伊豆にもいるようです。
この写真では、ヒメヤマノカミとの判別が微妙ですが、どうやらシマの方っぽいです。それにしても、名前の中に、姫と山の神の両方がいるって、オモシロイですね。
①
これもまた色が出ていませんが、恐らくはキレイな朱色のタイプではなく、
元々褐色のタイプなのだと思います。
さて、豊富にいたミノカサゴ類はここ迄として、ここからはフサカサゴ類を。
で、イキナリ変わりモノです。
ナンだか虫のような、変な形をした魚がいました。(3~5㎝位)
⑦
↑真上から見ると、こんな感じ。
↓横から見ると、こんな感じ。
立派な触覚?が生えています。効果的な迷彩で分かり辛いですが、
触覚の根元には、大きめの目が付いています。
全体像が分かりますでしょうか?
⑦
フサカサゴ系の幼魚だとは思うんですが、この辺の資料は、
手元には全く有りません。
この触覚のような皮弁からすると、ネッタイフサカサゴが有力に思えますが、
はたしてどうなのでしょう?
コチラは、砂地でペアでいましたが、パっと見で魚って分かりますか?
⑦
上の方の魚のアップ。(20㎝前後;正面方向から)
⑦
伊豆でも普通種の、オニカサゴだと思うんですが、
チョット普通のとは違う雰囲気です。
2匹の大きさもズイブンと違っていて、カポーではないのか・・・?
あるいは、スゴイ年の差カポーなのか?(笑)
一方コチラは、多分オニカサゴではなくて、ウルマカサゴの若魚(10㎝前後)。・・・ではナイかと思うんですが、とにかくこの辺は、資料がほとんど無くて、確かなコトは言えません。図鑑の分布域も、琉球列島以南になってるし・・・。
⑦
で、コチラも、ズイブンとゴッツイ感じのサツマカサゴだなぁ!と思ったんですが、多分ニライカサゴ(旧名セムシカサゴ)だと思います(20~25㎝位)。これも図鑑では、琉球列島以南の分布。
①
正面からのアップ。なかなかの迫力です!
①
見覚えが有るように思われた方もいますでしょうか?
以前に長良川ダイビングで紹介した、淡水魚のアユカケにも似ています。
でも、アチラはカジカ科というコトで、面白いですね。
そして、変わり者も極め付け!
ハダカハオコゼ(10㎝弱)。多分、柏島が自然分布の北限かと思われます。
この写真では分かり辛いですが、とっても薄っぺらいんです。
⑦
体色も、緑褐色、黄色、鮮やかなピンク!等々、
実にバリエーション豊かなんですが、この子は微妙な色合いをしていて、
光を当てたら、全然違う色になっちゃいました!
⑦
ハオコゼ科というのが有って、よく似た感じの子もいたりするんですが、
実はこの子、やっぱりフサカサゴ科なんです。
初めてそれを知った時は、ちょっとビックリでした。
名前に偽りアリぢゃん!って、ツッコミたくなりますが、そもそも命名の時点では、
そう思われていたんでしょうね。
そして、最後も強者です♪
この姿、ある動物にソックリですよね?
①
そう、その名も、ワニゴチです!〈コチ科〉(50~70㎝位)
伊豆では、まず見られません。
①
全く別系統で、何の類縁も無いのに、こんなに似たデザインになるなんて、
本当に生き物の進化って、不思議で面白いですよね♪
イワシの仲間と、エソの仲間たち(練り物の原材料?笑)@柏島 [ダイビング(国内その他)]
前回は、高級食用魚の仲間でしたが、今回は、カマボコや魚肉ソーセージやツミレ等の原材料となっている、イワシやエソの仲間です。
イワシのツミレは有名ですが、エソをご存知の方は少ないと思います。見た目もパっとせず、名前も壊疽を連想させたりして、良い所が無いような感じですが、味の方もイマイチなのか、ひたすら練り製品の原材料に使われるのみのようです。その上、イメージ的な理由なのか、原材料名に明示されないコトも多いようで、チョット可哀想な扱いを受けている魚ですね。
今回は、そんなエソを特集してみようと思ったんですが、サスガに地味過ぎで、しかも地べた(海底)ばかりの写真になってしまうので、申し訳程度ですが、イワシの仲間も組合わせてみました。
※なお、各写真の左下方に付いている記号は、⑦が昨年7月の時の写真、①が今年1月の時の写真、という意味です。
さて、まずはイワシの仲間からですが、ご紹介するのはたったの1種類だけで、写真もトップのと合わせて2枚だけ、しかも写りも悪いです。(苦笑)
イワシの仲間と言っていますが、分類としては意外にも、ニシン目ニシン科となります。前回もそうでしたが、やはり「目」という大きな括りでは、同じ仲間とは思えない程の違いが有るコトも多かったりします。
そして、ご紹介するのも、イワシではなくて、キビナゴです。
キビナゴの群れ(10㎝弱)。伊豆でも普通種です。
⑦
この写真では分かり辛いですが、銀メッキを施したような体が、
キラキラと光って、とても美しいです。
キビナゴは、比較的浅い所で、いつも大きな群れを作っていますが、イワシのように密集した「玉」を作るコトは無いようです。
味もオイシイんですが、小さ過ぎるせいか、普通は酒の肴位でしか、お目に掛かれないですよね。
では、エソの仲間となりますが、分類としてはヒメ目エソ科になります。そう言われても、全く聞いたコトが無くて、ピンと来ないかと思います。
以前に八丈島篇でご紹介したコトが有りますので、覚えている方もいらっしゃいますでしょうか?
冒頭でも申した通り、地味な存在ですので、ダイバーからも人気は有りません。と言うか、見向きもされず無視されるコトの方が多いでしょう。
水族館でも、あまり見た覚えが無く、そういう意味では新鮮かも知れませんね。
まずは、アカエソ(20~30㎝位)から。と言いたい所ですが、アカエソ属は見た目がソックリなのが多く、ミナミアカエソや他の種類も混じっていると思いますが、その辺は寛い心でお願いします(笑)。伊豆でも普通種です。
ペアでいるコトも多いんですが、まずはその様子から。(写真は全て別個体です。)
↓一番オーソドックスな、横並び。
⑦
ピッタリと寄り添っていて、微笑ましいですね。
微妙に阿吽の形になっています。(笑)
↓縦並び。
⑦
どういう意味が有るのか分かりませんが、
他の魚種でも、たまに見掛けます。
比較的に浅場だったので、結構色が出てくれた一枚。
①
サスガに、ガイドさんもエソは照らしてくれません。(笑)
砂遁の術?砂地で半分ほど潜っていました。
①
若干ですが、体色も変えられるようですね。
コチラは、まだ若い大人で、ハタチ前後といった所でしょうか?(15㎝前後)
①
石にもたれて、ポーズを取っているように見えますね。(笑)
コチラは、見た目にハッキリと特徴が有るので、同定できます。
オグロエソ(15㎝前後)。伊豆では、ほとんど見ないかな。
⑦
そして、コチラは、多分マダラエソ(20~25㎝位)。かなり南方種のようですが、柏島では普通に見られるようです。
①
相変わらず、ヒドイ写真でスイマセン・・・。
《おまけ》
ふと見掛けたエソ(多分ミナミアカエソ)、口が不自然に開いています・・・?
①
近付いて確認してみたら、ナンと食事中でした!
①
どうやら、ミツボシクロスズメダイのようです。
目が分かりますでしょうか?
元の写真を大きくして見ると、目がウルウルしているように見えて、
ひょっとしたら、まだ意識が有ったりするのかなぁ・・・?
アンコウ目の仲間とキンメダイ目の仲間たち(って、タイトルではスゴくオイシそう...笑)@柏島 [ダイビング(国内その他)]
さて今回は、2目併載で、アンコウ目とキンメダイ目の紹介です。
どちらも高級食用魚として有名だと思うんですが、実際に食用としている同名の種類は、それぞれ深海魚で、今回登場するのはその仲間というだけで、残念ながら(笑)食用とはされていないか、食べられても一般には流通していない種類となります。
※なお、各写真の左下方に付いている記号は、⑦が昨年7月の時の写真、①が今年1月の時の写真、という意味です。
では、まずはアンコウ目からですが、全てカエルアンコウ科となります。
トップバッターは、ベニカエルアンコウ(10㎝弱)。伊豆でも普通種です。
いきなり、光の当たっていない分かり辛い写真ですが、実際に肉眼で見るとこんな感じで、見事に周囲に溶け込んでいます。
⑦
一際目立つ白い斑紋の左上斜め45゚位に有る、目が分かりますでしょうか?
そのすぐ左横に、上方に向けて開く口が有ります。
で、そのすぐ脇には、小さなカワイイ幼魚が!
まるで親子のようにピッタリと寄り添っていますが、アカの他人(別種)なんです。
(多分)イロカエルアンコウの幼魚(1㎝前後)。やはり伊豆でも普通種です。
⑦
右下側に壁のように見えているのが、最初のベニカエルアンコウなんですが、
光を当てると、こんな感じです。
画面下端左方に見えている胸ビレが、水掻きの付いた手のようで、
カワイくないですか?
ここからは、オオモンカエルアンコウ。伊豆でも幼魚は見られます。
まずは、真っ黒な個体(15㎝前後)。一体どこがナニやら?って感じですが、私も撮ってる時は全く分からないままでした。(斜め後ろ向きで、左側が尾ビレ。顔は見えていません。)
⑦
この場所では目立っていますが、周囲も暗い色だと、やはりとても
見つけ辛いです。
擬態の技は、色だけではありません。
↓パっと見には、魚って分からないですよね。(20㎝前後)。
この写真で、目を見つけられたらスゴイです!
①
光を当てれば、ナンとか分かりますでしょうか?
よ~く見れば、小さな目が見つかると思います。
①
始めの写真とは、チョット角度が変わっていますが、
比べて見れば、顔が分かるかな。
コチラは、ブイのロープに付いていました。(25㎝前後)←デカっ!
ナゼこんな所にいるのでしょう?
⑦
シルエットですが、全体の形がよく分かると思います。
寄って撮ると、こんな感じ。まずは口を見つけてもらえれば、
位置関係から目も見つけられるかな?
⑦
↓正面顔。
⑦
と言っても、顔に見えませんよね・・・。(笑)
替わりまして、キンメダイ目。全てイットウダイ科となります。
まずは、アカマツカサ(20㎝前後)。伊豆でも普通種です。
名前の通り、全身赤い色なんですが、普段は暗い所にいるので、光を当てないと色が出ません。
⑦
目がとても大きいんですが、帯状の模様が少しハミ出しているので、
更に大きく見えます。
与論島では、この仲間の刺身を食べましたが、意外と美味でした♪
ただ、側線付近とかがかなり固くて食べ辛さも有ったので、
それで一般には食用とされないんでしょうね。
コチラは、イットウダイ(15㎝前後)。伊豆では、ほとんど見られません。
ちなみに、漢字で書くと「一等鯛」です。
①
コチラも、本当は鮮やかな紅白のストライプで、とてもキレイなんですが・・・。
最後は、オメデタイ名前で、
ニジエビスの群れ(15㎝前後)。図鑑では、奄美諸島以南の分布。
⑦
よ~く見ると、一番左下側のだけ、少し模様が違っています。
アヤメエビスで、お初でした!(やはり南方種。)
こういう思わぬ出会いがまた、嬉しくて楽しいモノです♪
ウナギなら好印象でも、ウツボだと嫌われ者?ウナギ目の仲間たち@柏島 + 夜の横濱大棧橋撮練 [ダイビング(国内その他)]
ナンと今回は、豪華?2本立てです!
と言うか、ウツボだけの特集では、苦手な方もいらっしゃるでしょうし、写真の枚数もそれ程無いし、どうしようかなぁと思っていたんですが、ちょうど良いタイミングで写真を撮りに行って来ましたので、こんな構成にしてみました。
一応、苦手な方でも大丈夫そうなモノから順番に掲載して行きますので、「ウっ・・・、これ以上は、もうダメ!」とヤバそうになったら、決してムリをせず(笑)、その後はスルーして、一番最後の「続きを読む」から、もう1記事の方を読んで頂けたらと思います。
と言うコトで、今回はウナギ目の特集なんですが、実際にはウツボ科だけとなってしまいました。
でもコレを、タイトルに有るように、ウナギ目の仲間と言うか、ウツボ科の仲間と言うかで、ズイブンとイメージが変わってしまいますよね。(笑)
※なお、各写真の左下方に付いている記号は、⑦が昨年7月の時の写真、①が今年1月の時の写真、という意味です。
では、先ず最初は、以前にもチラっと話しだけで紹介したコトの有る、ウツボでありながら、女性からも絶賛大人気の、奇跡的(←ちょっとオーバー)なウツボで、
ハナヒゲウツボ(推定1m前後)。本来の分布域は、奄美諸島以南らしいのですが、ここ柏島では、常に複数個体が暮らしています。
⑦
明るいメタリック・ブルーと黄色の、鮮やかな2トーン・カラーですが、実はこのハナヒゲウツボは、成長に伴って性転換をする種で、幼魚時代は真っ黒なのが、♂の成魚になるとこの体色となり、更に♀になると真っ黄色へと変化するんです。こんな所も、他のウツボ科やウナギ目の仲間には見当たらず、本当に特異な存在なんです。
⑦
それなのに、「ハナヒゲ」という名前はチョット可哀想で、上顎の先端には透明な花弁のようなモノが付いているので、ハナビラウツボとかの方が相応しく思えるんですが、実は、別種でハナビラウツボというのがチャント居て、しかも誰でも「どこがハナビラやねんっ!」と突っ込まずにはいられないような、全くカワイさのカケラも無い(笑)姿形をしていたりして、この辺りのネーミングは、もうチョット何とかならなかったのかなぁと思ってしまいます。
⑦
さて、お次は、この位ならまだカワイイと思ってもらえそうな、
(通称)ゴールデンイールモレイ(推定20㎝前後)。レア種になります。
①
子供みたいな感じで、色もキレイなので、やはり女性にもウケが良いです♪
さて、この辺からは、いよいよヘビっぽくなりますので、苦手な方は要注意です。(笑)
で、いきなり正体不明種(苦笑)。頭部のみ出していて、全身の様子が分からなかったんですが、瞳の所に縦線のような模様が入って、まさにヘビのような顔に見えるのが特徴的で、簡単に種を同定できるだろうとタカを括っていたら、この模様は個体差によるモノなのか?該当する種を見つけられませんでした。
①
右側に、オレンジの小さなハゼが、やはり頭だけ覗かせていますが、
コレを捕食しようと狙っていたのかどうかは、分かりませんでした。
(ハゼの方をメインにした写真も撮っていますが、それはまた別の機会に。)
次は、寅年というコトで、年賀状等、目にする機会も急増したかと思える、(笑)
トラウツボ(60㎝~1m位)。伊豆でも普通種です。
⑦
節分は過ぎてしまいましたが、鬼の角も連想させて、
カッチョイイですね♪
↑とは別の個体ですが、珍しく全身を現わしてくれた所。
(写真には、全身入りきっていませんが・・・。)
①
コチラは、ワカウツボの若魚(推定40㎝前後)。八丈島では見られます。
⑦
で、↓は、若くないワカウツボ(笑)。(成魚;推定60㎝前後)
⑦
オマケで、(危険度大!閲覧は自己責任でお願いします。笑)
禁断の異種間不倫カップル!?
上側:ウツボ、下側:コケウツボ(共に推定1m前後)。どちらも、伊豆でも普通種。
⑦
スイマセン。最後にちょっとキショかったでしょうか?(笑)
両種とも、以前に紹介済みですので、説明は省かせてもらいますが、
もしも興味の有る方は(←いるのか!?)、コチラからどうぞ。
〈 ↑ この先、危険! 〉 (笑)
〈 安 全 地 帯 〉