与論島で奄美を見る?沈船って新鮮!(←書いたモノの、お恥ずかしや・・・) [ダイビング(国内その他)]
ダイビングにも、色々な楽しみ方が有るんですが、その一つにレック・ダイビングというモノが有ります。
沈船やら沈車両やら沈飛行機などなどを、目当てに潜るワケです。
実は私、若かりし頃には軍艦にハマっていたりもして、今でもその辺のコトを語らせたら、分厚い本が1冊書けちゃいそうな勢いなんですが、(一応ココでは自粛しておきますね。笑)、そんな私にとって、初の戦闘用艦艇の沈船でした。
この船の名前は「あまみ」。かつては海上保安庁の巡視船でしたが、退役後1993年に、与論島にレック・ダイビング用に沈められたとの事です。
水深およそ40m程に横たわる船体に、艦首方向から近付いて行きました。
全長は50m以上もあるんですが、条件の良い時には、艦首から艦尾が見えるコトも有るらしいです。つまりは、透視度50m超え!コレって世界的にもスゴイ事なんです。この時はサスガに50mはありませんでしたが、それでも3~40mは見える素晴らしいコンディションでした。
ブリッジ(艦橋)の前方にある円形の砲座が、戦闘艇であったコトを如実に物語っています。(実際には砲ではなく、機関銃が装備されていたんですが。)
ブリッジ(艦橋)のアップ。構造的には昔の駆逐艦のような感じです。
ブリッジとマスト(前檣)のトップ部分が取り外されているコトが、戦闘によって沈んだのではなく、自沈処分されたコトを物語っています。
中央部の煙突。15年あまりの間に、珊瑚もズイブンと大きく成長して、漁礁になっています。
中央の魚は、アジアコショウダイ(50㎝前後)。
パノラマ写真のように、艦首から艦尾まで連続して、正横方向から写真を撮ろうと思っていたのに、結局ちゃんと撮ったのは2枚だけ。ヤッパリ魚を追い掛けていたのと、深かったのでタイムリミットになってしまったのでした。
もっと浅ければなぁと思うんですが、実は本来は浅場に沈めていたのが、台風の影響で、深場に落ちてしまったらしいです。
後部マスト(後檣)、クレーン、第二煙突等が見えます。
艦底には、ローリング防止用のビルジキールも見えています。
この船が、もし戦時中の軍艦だったら、きっと萌えまくってスゴイ枚数の写真を撮っていたと思うんですが、残念ながら私にとっては、商船とさほど変わりの無いような感じでした。
と言うコトで、船メインの写真はここ迄で、
ここからは、もっと寄って撮った写真になります。
サンゴと、そこに住み着くフタスジリュウキュウスズメダイたち(5㎝前後)。
煙突の所にいた、モンツキベラ(手前;15~20㎝位)と、ネッタイミノカサゴ(奥;20㎝前後)。
ネッタイミノカサゴは、実は始めの方の煙突の写真にも写っていますので、
かなり分かり辛いですが、暇な方は探してみてください。(笑)
船体には、大きな穴の開いてる所も有って、そこには↓のヨスジフエダイの群れ(20~25㎝位)や、ツバメウオがいました。
もっと浅くて余裕が有ったら、穴の中にも入ってみたかった・・・。
そして、とっても美しいハナゴンベ(5㎝強)に初遭遇♪
でも、結局こんなのしか撮れませんでした・・・。(泣)
《おまけ》
洞窟が有るポイントもあったので、プチ・ケーブ・ダイビング。
出口の光は見えていたので、自分ではライトを点けずに、暗闇を楽しみました。
(サスガに写真は撮れませんでしたが。)
と言うコトで、出口近くの風景です。
完全な閉所でなければ、暗所自体は平気です♪
貫禄だ♪♪♪\(o ̄∇ ̄o)/♪♪♪
by p-can♪ (2009-12-23 01:16)
お早うさんです。沈没船のお写真、始めて拝見しました。
随分前に沈んだのでしょうね。何か見ていて今までにない
思いが頭をよぎります。魚礁になっているところもありますね。
お訪ね頂き有り難う。それに有り難いコメント感謝です。
此からも宜しくお付き合い下さいよ。
by 吉之輔 (2009-12-23 10:27)
お!!!久々に見ました!
この船が沈められた、半年後くらいに潜りました!
確かに深い・・・。
今は、立派な魚礁になってるんですね^^
by achami (2009-12-23 11:18)
ダイビング用にわざわざ沈めることってあるんですね~。
一度見てみたいけど
きっとそんなに深くまでは潜れないだろうなぁ~(^^;
by jam (2009-12-23 12:06)
あ・・このジャンル好き!実はだいの廃系マニアです。
あまりブログには出さないけど(笑)
うぅ~廃な香りに癒されます♪
by まぐろとわさび (2009-12-23 15:14)
いつも沢山のご訪問ありがとうございましたo(´▽`*)/
沈船、沈車両、沈飛行機凄いですね!!
TVでは見たことありますが実際に見ると迫力あると思います!
回収とかはされないのですね( ̄▽ ̄;)
by qoo2qoo (2009-12-23 15:50)
写真からでも大きさが伝わってきます!
和歌山県の白浜に沈められた船も台風の影響で沖側に移動してしまい、一時行方不明になってました。
自然の力はスゴいですね。(^_^)
by ile (2009-12-23 16:45)
廃船は見ていて悲しいのですが、それでも大抵美しい絵になります。
巡視船と言うのは、駆逐艦や巡洋艦に似ているのでしょうね。こういう種類の船は、しっかりと解体するものだと思っていました。
by アヨアン・イゴカー (2009-12-23 16:48)
ケーブ・ダイビングという言葉を初めて聞きました。
海の中の洞窟で海水を透過する光を見る、
きっと言葉では言い表す事の出来ない感動がそこにあるのでしょう。
カナヅチでダイビングの出来な私には体験することは出来ません。
ダイビングをされる方が羨ましいです。
by 寂光 (2009-12-23 18:38)
すごーい!!
こんなんに出会うあんてすごいですね~
なんか出てきそうで怖いですけど・・・
ホラー好きの私は怖い方向に妄想が(;^_^A アセアセ・・・
by あつこ (2009-12-23 19:46)
レック・ダイビング用に意図的に船を沈めるということもあるのですね。正体不明の船だと結構不気味な感じがすると思いますが、潜っている人はどうなのでしょう。船室まで入ったりするのかな?
魚の住み家には好条件ですね。
by satton (2009-12-23 21:26)
p-can♪さんへ
コメント、どうもアリガトウございます~♪
by SAKANAKANE (2009-12-23 21:31)
吉之輔さんへ
実際に、事故や戦争で沈んだ船ですと、色々と考えてしまいますよね。
15年以上経っているので、すっかりと海に溶け込んで、漁礁になっていました。
完治される迄は、どうかお体を大切になさってくださいませ。
by SAKANAKANE (2009-12-23 21:36)
achamiさんへ
ナンと、半年後に潜られたんですか~!
その頃だと、きっとまだ塗装なんかもキレイに見えていたんでしょうね。
でも、もう既に深かったんでしょうか?
船体の中には、大きなツバメウオも居付いていました。
by SAKANAKANE (2009-12-23 21:40)
こういう沈船でお魚さんたちの
違う生活環境ができるんですねぇ~
なんか不思議(^^;
by いとお (2009-12-23 21:40)
jamさんへ
国内の沈船ポイントだと、結構その為に沈めたモノも多いです。
最初に取るオープン・ウォーターの資格では、18m迄しか潜れないんですが、更にアドバンスの資格を取れば、すぐにでも40m迄潜れるようになりますよ。
最初は怖く感じるコトも多いですが、慣れてしまえば、もっともっと色々な世界を楽しみたくなって来ますよ♪
by SAKANAKANE (2009-12-23 21:46)
まぐわささんへ
ようこそ、お待ちしておりました~♪
この系統は、きっとまぐわささんのツボだろうなぁと思って、実はこの記事は、密かにまぐわささんに捧げた一遍なのでした。
by SAKANAKANE (2009-12-23 21:50)
qoo2qooさんへ
探検心がくすぐられますよね♪
貴重な遺物や、お宝を抱えたまま眠っていたりしたら、きっと一生懸命回収しようとするんでしょうね。
by SAKANAKANE (2009-12-23 21:53)
ileさんへ
白浜にも沈船ポイントが有ったんですね。
伊豆の方では、一番立派なのは熱海に有るんですが、ヤッパリ深いです。
地形も変わってしまいますし、台風の力って本当にスゴイですよね。
by SAKANAKANE (2009-12-23 21:57)
アヨアン・イゴカーさんへ
はからずも沈んでしまった船だと、悲劇的な色合いにもなってしまいますよね。
アヨアン・イゴカーさんならご存知かも知れませんが、大きさやデザインからすると、海防感に近い感じです。
これだけの大きさで、軍用の船は、終戦直後を除けば、こうして漁礁として沈められたのは、国内では他に無いかも知れません。
by SAKANAKANE (2009-12-23 22:06)
寂光さんへ
私の拙い写真では伝えきれませんが、海の中の闇に差す光の美しさは、また格別なモノが有ります。
ダイビングは、実はカナヅチでも問題無く出来るんですよ。
通常は遊泳力も必要ないですし、何と言っても息継ぎの心配も有りません。
水に入るコト自体が怖くてダメというのでなければ、大丈夫なんです。
by SAKANAKANE (2009-12-23 22:12)
あつこさんへ
私が魚好きなので、いつも魚のコトばかりですが、ダイビング自体には色々な楽しみ方が有るんです。
難破や戦争で沈められた場合だと、船と運命を共にした人達もいるでしょうが、この船の場合はそういう心配は無いので、安心して潜れました♪
あっでも、あつこさんにはそうじゃナイ方がドキドキできて良いのかな?(笑)
by SAKANAKANE (2009-12-23 22:19)
sattonさんへ
確かに、正体不明の船だったら、チョット怖いですね。
基本的には、船内等の閉所に入り込むのは、事故の危険性が有るので、禁止されているコトが多いです。
海外ですと、それを売りにしている所も有るようですが・・・。
海中への不法投棄は困りますが、こうして漁礁として役立つのは良いコトですよね。
by SAKANAKANE (2009-12-23 22:26)
いとおさんへ
船の身になったら、解体されるよりも、こういう第二の人生の方が良いかも知れませんね。
私自身も、死んだ後はできれば海に還りたいです。
by SAKANAKANE (2009-12-23 22:37)
よくぞご無事で。ありがたやありがたや!!
by EF135L (2009-12-24 07:18)
洞窟の画像が、素晴らしい♪ いいなぁ~♫♬
by ヒロシ (2009-12-24 14:55)
沈船が漁礁になっているのですね。
タイタニックを思い出しました。
これは駆逐艦なのですね。 なんだか探究心がでてきますね。
サンゴとスズメダイの写真すてきです。
by ふーみん (2009-12-24 16:50)
今回の海はすごくワイルドですね。
沈んだ戦艦。ぐるーりと回ってその大きさもすごいなーって思いますが、魚の団地になってるんですね。
ケーブダイビングというけど、私たち見ているのはきれいだなぁーって思いますが、暗い中から明るい光を求めての浮上って・・自分は絶対無理です。汗
閉所、、怖い・・って思ってしまいます。
だからSAKANAKANEさん、ちゃんと帰ってきてくれてよかったなぁって思いますよ!ほんとに。
by hidens (2009-12-24 22:14)
映画のスナップ写真を見ているようです。
船底に入ったら船が傾いて「あっあぶない!」って映画みたいな事は?ないですよね。<笑>
by NsHome (2009-12-24 22:16)
EF135Lさんへ
アリガトウございます。お陰様で?無事でした。
by SAKANAKANE (2009-12-24 23:17)
ヒロシさんへ
洞窟、気に入って頂けましたか?
おまけで載せた甲斐が有りました♪
by SAKANAKANE (2009-12-24 23:18)
ふーみんさんへ
タイタニック、映画だとロマンチックな感じも有りますよね♪
実は、これは駆逐艦ではなく、もっと小さい、巡視船という艦種になります。
サンゴが、蔓性の植物のように柱に着いて、樹木のような景観になっているのが面白いと思って撮りました。
by SAKANAKANE (2009-12-24 23:26)
hidensさんへ
チョットいつもとは、趣向が違っていますよね。(笑)
15年以上の歳月で、すっかりと魚たちの棲家になっていました。
普通にダイビングで入る所は、危険性の無い所なので、大丈夫なんですよ。必ずライトも持っていますしね。
ご心配して頂き、アリガトウございます。
by SAKANAKANE (2009-12-24 23:32)
NsHomeさんへ
非現実的な光景にも見えて、一種独特な魅力が有りますよね。
台風なんかで海が大荒れになれば、そんなコトも有るかも知れませんが、サスガにそんな時には、ダイビングもできません。(笑)
by SAKANAKANE (2009-12-24 23:37)
沈没船、リアルですね〜。
by moroq (2009-12-25 01:00)
moroqさんへ
コメント、ありがとうゴザイマス。
これもまた、ダイビングならではの楽しみですね。
by SAKANAKANE (2009-12-25 06:11)
おおおおおお!
沈没船だっっっっっ
沈むことは、悲しいことだけど
でも・・・惹かれます(笑)
沈没船の中に入ってみたい。。。これ夢なんですw
by リュカ (2009-12-25 14:43)
リュカさんへ
おっ、結構お好きだったんですね。(笑)
この船は、ワザと沈めたモノでしたので、悲愴感は無く楽しめました。
国内では、中にも入れる沈船は聞いたコトが無いので、海外に行かないとムリかも知れませんね。
by SAKANAKANE (2009-12-26 06:16)
ちょっと前にニュースで沈没した船を調査のために引き揚げて、今度はお魚さんのために沈めたっていうのを見て、ちょっとびっくりしました。
長い間海底に眠る船たちにわくわくしたりどきどきしたり・・・
きっとな・に・か!が住んでます。(映画の見すぎw)
by miacat (2009-12-26 09:38)
ハナゴンベがこんな所に・・・、
思いがけない遭遇だったのでは^^
by トックリヤシ (2009-12-26 13:49)
miacatさんへ
レイズ・ザ・タイタニックとか、戦艦大和の引き揚げ計画とか、ロマンティックではありますが、そのままの状態では、多分遺骨とかも有る筈ですよね・・・。
「な・に・か」って、何でしょうか?(笑)
by SAKANAKANE (2009-12-27 00:33)
トックリヤシさんへ
実は私、あまり深く潜る機会が無いコトもあって、ハナダイって見てる種類がとっても少ないんです。
ですから、初めてのハナゴンベに大感激だったんですが、写真は残念な結果になってしまいました・・・。
by SAKANAKANE (2009-12-27 00:38)
おはようございます。
沈船が魚礁になっているんですね。
お魚さんが一杯いて、幻想的な光景ですね。
おまけのお写真、オトコのロマンですね。
by mitu (2009-12-27 08:55)
mituさんへ
ビッシリと珊瑚等が付着した船体に、暮らしを営む様々な魚達。何とも言えぬ光景ですよね。
「オトコのロマン」、良い言葉ですね。(笑)
by SAKANAKANE (2009-12-27 10:12)
ワァー ステキー
沈没船探検 ワクワクしますね
レック・ダイビングにケーブ・ダイビング
沈没船の中に入るのは勇気が要りそうですが
いろんな楽しみ方があるんですね
観光のために廃船を沈めると言うのも初めて知りました
by toto (2009-12-31 22:00)
totoさんへ
こちらにもコメント、ありがとうゴザイマス。
はい、ダイビングにも様々な楽しみ方が有るんです。
沈没船の中には、私もまだ入ったコトは無いんですが、閉鎖されてなくて安全なら入ってもみたいですね。
ここまで大きな船は珍しいですが、ダイビング・ポイントには意外と色々なモノが沈められていたりもするんですよ。
by SAKANAKANE (2010-01-05 05:45)
暗闇が開けた瞬間の海の青さって感動的ですよね~!
私は沈船ではないのですが、万座ドリームホールでライトなしやりました。
ダイビングやっててよかったと思える瞬間ベスト3に入るほどの光景でした、が、地面とか壁ばっかみてるおかしなダイビング方向に進んでしまいました・・・(笑)
それにしてもいい状態の沈船ですね~!
砲台の台座もクレーンもしっかり残っていて、ほぼ全景をとどめていますね!
これはSAKANAKANEさんも熱くなるのでは^^
そう、もうちょっと浅いともっとハァハァできるのに残念ですね~(´・ω・`)
by risingmoon (2010-02-23 14:01)
ケーブ・ダイビングも、良いですよね。
>地面とか壁ばっかみてる
今の月さんからは、想像もできないですね。(笑)
実は、かなりの軍艦マニアだった私には、この程度では満足できないのでした・・・。(笑)
私は1日しか休みが取れず、後発組で合流したんですが、先発組はDECO出まくりだったようです。(笑)
by SAKANAKANE (2010-02-27 18:06)